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義実家でお風呂を借りたら「もしや…嫁いびり!?」やさしい義母なのに…浴室でひとり困惑したワケとは

義実家に初めて帰省したときの話です。みんなで楽しく食事を済ませ、お風呂を借りることになったのですが……。

 

どういう意味!?いろいろ考えるも…

「今日は寒いからお風呂入れようか」と言って、浴槽にお湯をためてくれた義母。しかも一番風呂を私に譲ってくれて、その心遣いをうれしく思っていました。

 

しかし、いざ浴室に入りお風呂の蓋を開けてみると……お湯が浴槽の5分の1程度しか入っていなかったのです。私は「どういうこと!?」「嫌がらせ? これが俗にいう嫁いびり?」「いやいや、やさしいお義母さんがそんなことをするわけない」「間違えたのかな?」などと、一瞬でいろいろなことを考えました。とても寒い日だったので、これではお湯に浸かっても温まりません。

 

義母の考えがわからないので、お湯を勝手に足すのも悪いかと思い、私はさっとシャワーを浴びてお風呂を終えました。お風呂から上がっても、義母はいつも通り。意地悪をしたようには見えず……。

 

 

その晩、夫と2人になったときにこっそり聞いてみると、義実家では冬でも基本はシャワーのみで、たまにお湯をためるときはいつもそのくらいの量とのこと。子どものころからずっとその量のお湯に浸かっていたと言われました。

 

それからお付き合いしていく中で気づいたのですが、義母はとても節約上手でした。私はあのとき、勝手にお湯を足さなくてよかったと思いました。それから、義実家に帰省する際は、私のためにお湯をためてもらったり、お湯を使いすぎたり、ほかにもいろいろと気を使わせてしまい、不快な思いをさせてしまったら悪いので、できるだけ近所のホテルに泊まることにしています。

 

お互いに気を使うことも大切ですが、普段の生活スタイルを崩してまで気を使うこともないと思うので、適度な距離感を保ちつつ、お付き合いしていこうと思った出来事でした。今も近すぎず、遠すぎずの良好な関係を続けられています。

 

 

著者:山田りいな/40代・女性・事務職。ひとり娘を育てる母、派遣社員。

イラスト:マキノ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

 

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