出産の前とあとで、ものごとの見方が変わったということはありませんか? 以前はわからなかった事情が初めてわかったとき、それまでの自分を反省する、なんて人も。今回は、私がママになって初めてわかった「子育てあるある」を3つご紹介します。
エア抱っこ? 自然に体が揺れる現象
結婚前、すでに子どもを産んでいる友人と会ったときのこと。喫茶店のレジに並びながら、なぜか彼女が、ゆーらゆーらと揺れていました。私はそのとき、「頭の中で歌でも歌っているのかな?」と不思議に思っていました。
彼女いわく、子どもをあやすときに揺れる、そのクセが子どもを抱いていないときにも出てしまっていたそうなのです! 名づけて「エア抱っこ」。私自身も、特に1人目の「あやすことに必死になっていた時期」には、ずいぶんとエア抱っこしたものです。
SNS投稿が子どものこと
子どものいる友人のSNSの投稿を見るたびに、「あ、またお子さんのことか~。友人自身は何してるのかな?」と思っていた独身時代。そんな私も今となっては、子どもにまつわることばかりSNSに投稿しています。
毎日、ほとんどの時間を一緒に過ごしている子どものことは、自分のことのように友人たちに知らせたくなるものなのかもしれませんね。子どものプライバシーを守ることだけは肝に銘じて、わが子自慢や家族のできごとを投稿しています。
食べてくれないと怒りたくなる
子どものころ、「どうしておなかいっぱいなのに、食べ物を残すとお母さんは怒るの?」と不思議に思っていました。今ならわかります、母の気持ち! せっかく作ったごはんをいとも簡単に残されてしまう切なさと憤りが!
食事のたびに「ひと口しか食べていないのに、おなかいっぱいな訳ないでしょう!」と娘にまくし立てる私。母が見たら「それ見たことか」と笑われてしまいそうですね。昔の自分を思い出して、娘の気持ちに寄り添わなくてはと思う次第です。
子育てにまつわることは、体験してみないと実感できないものがたくさんあります。ママ同士で「わかるわかる!」とうなずき合って、毎日の育児の励みにしていけるといいですね。
著者:里川まちこ
一男一女の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はフィルム写真・旅行・手芸。とくに毛糸小物を作ることが毎年冬の恒例。