「資さんうどん」ってどんな店?

資さんうどんは2024年にすかいらーくの子会社となったうどんチェーン店です。
設立45年、北九州ではソウルフードとして親しまれており、2025年2月の東京初出店オープン日は大行列だったそうです。

資さんうどんの特徴はなんと言っても豊富なメニュー。関東のうどんチェーンではなかなか見ないメニューが多くあります。
たとえばおでん。うどんにおでんというのはめずらしい組み合わせだと思いました。
しかも人気No.3が牛すじと言います。関東に住むものとしては意外でした。
私のイメージではこんにゃくかはんぺん、もしくはちくわぶあたりではと思ったのですが、そもそもちくわぶはメニューにありません。
また、北九州発祥の焼うどんもメニューにあり、地域差を感じました。おもしろいですね。
せっかくなので本場で人気の楽しみ方を試してみました。
お店のおすすめ1:まずはおでん!

資さんうどん通は、うどんが来るまでの間におでんをつまむそうです。
ならばということで私もおでんを注文してみました。
うどんと一緒に注文しましたが本当にうどんより先に来た! むしろ即来た!

注文したのは人気No.1の大根と、関東ではややめずらしい牛すじです。
このおでんがすごかった……何が違うって味が濃いんです。
関東だと優しい味でそのまま食べて温まるメニューだと思うのですが、資さんうどんのおでんは味が濃く、お酒やごはんが進む味だと思いました。
一口目はびっくりしましたが、食べ進めるとやみつきというか、くくりでいうと肉じゃがとかに近い感じ。煮物っぽい濃さですね。
これは白いごはんとたっぷりのおでんで十分夕食になりますね。

ちなみにテーブルには揚げ玉ととろろ昆布が常備されています。
うどんに入れるだけでなく、おでんに入れる人も多いと聞いて試してみましたが、これもおいしかった……!
汁まで飲み干したい、なんならメインにしたいくらいの味でカルチャーショックが気持ちいいですね。
お店のおすすめ2:人気No.1の肉ごぼ天うどん!

メインであるうどんの人気No.1は肉ごぼ天うどんということで、北九州名物のかしわごぼ天うどんも気になったんですけどね、やっぱり一番人気をまず味わいたいじゃないですか。
ちなみに店内を見ているとごぼう天の入ったうどんは結構注文する人が多いようでした。
あとはうどんと丼の組み合わせが多かったかも。
ごぼうの天ぷらって関東ではそこまでメジャーじゃないですよね。
うどんに入れる天ぷらだと、エビやかきあげが多いように思います。
調べてみるとごぼう天は福岡発祥の食べ物で、福岡ではソウルフードと言われているそうです。

運ばれてきたうどんにはごぼ天が刺さっていて、見た目にもインパクトがあります。
ごぼうの歯ごたえと素朴な甘味がいいですね。食べているうちに関東で全然見ないのはもったいないと思うようになりました。

私は外食のうどんだと丸亀製麺が多いのですが、比べると資さんうどんのほうが細くてあっさり系。とはいえもちもちの食感はボリュームもあって満足です。
うどんつゆはおでんと違って濃いという感じではありませんが、肉が入っているためコクがあって濃厚。途中でとろろ昆布を入れて味変するのも良かったです。
お店のおすすめ3:シメは名物のぼた餅で!

うどんの前におでんというのもおどろきでしたが、まさかうどんの後にぼた餅を勧められるとは……
資さんうどんのぼた餅は年間450万個販売する人気商品。シメにおすすめと言われたら食べないわけにはいきません。
あんこが甘さひかえめなので食べやすく、スイーツというよりお口直しという感じでした。
おいしかったですが、おでんにうどんにと食べた後のぼた餅はボリューミーでしたね。
持ち帰りもあるようなので、おうちでシメとしても良いかも!
メニューが豊富で通いたくなる

資さんうどんにはうどんだけでも鍋焼きうどん、焼うどんなど種類が豊富。加えて丼やおでんもあるので、何度も足を運びたくなりますね。
おでんをつまみにお酒を飲んで、シメに優しいかけうどんというのもアリかも。
メインのうどんもしっかりおいしいのですが、私はおでんが気に入りました。
私のようにほっこりおでんしか知らなかった人には、ぜひ濃い味おでんを試してみてほしいです。

ちなみに私は三郷店に平日のお昼時に行きました。
駐車場はいっぱいで、店内でも入り口で3組ほど常に待っている感じです。
お店の開店が早いため少し待てば入れますが、なかなかの人気なので、待ち時間なしで入りたければ食事時をずらすと良いと思います。
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