「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんが嫌がる食材に関するご質問です。
Q.嫌がる食材は無理に食べさせなくてもいい?
現在、離乳食を始めて2カ月になる生後7カ月の子どもがいます。
この2カ月間でいろいろな食材を試しましたが、2回食べさせても嫌がる食材は無理に食べさせなくてもいいかと思い、その後食べさせていません。嫌いな物がたくさんあり、同じ食材を食べていることが多いのですが、以前に嫌がった食材でも時間を空けてまた試した方がいいでしょうか?
小林亜希管理栄養士からの回答
嫌がる食材には注目せず、食べられる食材を増やしていければよいですよ。この時期の好き嫌いは固定化したものでなく、体調や気分によって変わったりしますので、食べなくてもいいやくらいの気持ちで、たまに食べてみるのも1つの方法だと思います。お子さんそれぞれ食べられる量がありますので、目安量を食べられなくても心配はいりません。
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより
いつ食べるようになるかはわからない
食の細い赤ちゃんがいつ食べるようになるのか、それは正直わかりません。長年、0~2歳の赤ちゃんを保育している私ですが、同じアプローチをしても、食べてくれる子もいれば、そうでない子もいます。それは、一人ひとり個性が違うからです。
その時期その時期で現れる、食べムラや選り好みもあります。 食べられるようになるきっかけは、いつも突然やってきます。
多少の好き嫌いは目をつぶろう
「何でも食べますよ!」という好き嫌いのない人。大人でもそんな人を見つけるのは難しくありませんか? 苦手な食材があって大丈夫。赤ちゃんは本能的に「この色は、この味は食べたくない」とわかっているのです。
でも、苦手だからと言って、食卓から消えるとその食材を見るという経験をできなくなります。そのため、時々はメニューに取り入れてみるのもいいと思いますよ。
大人のできることは、子どもの「食べたい」をじっくりと待つことと、楽しく食べる雰囲気づくりをすること。これは、長期戦になるかもしれませんが、焦らずにこの時期に「食べるって楽しい!」ということを学ぶと、その後も食べることが好きな子に育ってくれますよ。
※参考: ニュース(食・レシピ)「好き嫌いの少ない子どもに育てるコツはある?離乳食のプロが答えます!」【著者:保育士・一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田馨】
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