家族で盛り上がる中、母の行動に凍りつき…
高校生くらいになってようやくさまざまな回転寿司店が増え、家族みんなで行くようになりました。
初めて回転寿司に行ったときのことです。父は仕組みを理解していたのだと思いますが、母と私、弟はよくわかっていませんでした。初めてレーンを流れてきたお皿を取ったときは、「わー、すごい!」と大喜びしながら食べていました。
ところが、ふと母を見ると、食べ終わったお皿をレーンに戻そうとしていました。「え、ちょっと待って! それはダメじゃない?」「空のお皿は戻しちゃいけないよね?」私と弟は動揺しながら、思わずアイコンタクトを交わしました。
幸い、父がすぐに気づいて「おい!」と声をかけ、レーンに乗せる直前で止めてくれたため事なきを得ましたが、そのまま流していたら……と思うと、今でもヒヤッとします。母はしばらく呆然としていましたが、あとから仕組みを説明すると、真っ赤になっていました。
初めて行くお店で、しかも初体験の回転寿司。こうした出来事も、いわゆる“あるある”なのかもしれない――そんなふうに思っています。
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初めてのお店、初めての体験では、思わぬ勘違いが起きることもありますよね。ヒヤッとする瞬間はありましたが、今となっては家族で笑って振り返れる大切な思い出ですね。
著者:石井はるか/40代 女性・自営業。田舎で夫と子ども2人と仲良く暮らしていますが……もうすぐ義両親と同居予定。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)