若い同僚からの扱いに感じたモヤモヤ
職場には20代の正社員の男性がいるのですが、彼は私に対して「パソコンが使えないおばさん」と言わんばかりの態度をとることがよくありました。
「私さん、複雑な処理は僕がやるんで、備品の補充でもしててください」。そんな言葉を鼻で笑うように言われるたび、悔しさよりも虚しさが込み上げてきました。
繁忙期に訪れた予想外のトラブル
ある繁忙期、海外からの団体のお客さまが到着されました。予約に手違いがあったようで、リーダー格の方が強い口調でまくし立てていました。彼は自信満々に対応へ向かいましたが、相手の強いなまりの英語と早口のスラング混じりの説明に戸惑い、ただ「Pardon?(パードン?)」を繰り返すばかり。お客さまの表情もだんだん険しくなっていきました。
見かねた私は「代わります」と前に出ました。実は、結婚前は外資系商社で働き、夫の仕事の関係で約10年間海外で暮らしていた経験があります。そのとき身についた英語力で状況をていねいに確認し、代替の提案を提示しました。
数分後、リーダーの方は満面の笑みで「君のおかげで助かった、すばらしい対応だ」と握手を求めてくださいました。
態度が一変した同僚
横で固まったままの彼に向かって、私はいつもの調子で「備品の補充、終わりましたよ」とだけ伝えて持ち場に戻りました。
その日を境に、彼は急に敬語を使い始め、操作方法について尋ねてくることも増えました。あれほど距離を置くような態度だったのに、まるで別人のようでした。
まとめ
この出来事を通じて、見た目や現在の職位だけで人を判断してはいけないと改めて感じました。若さや肩書きだけでは測れない経験や力を、誰もが心の中に持っているものなのだと思います。また、日ごろから過去の経歴をひけらかす必要はないけれど、必要なときに落ち着いて実力を発揮できることが、自分らしく年齢を重ねる一つのかたちなのだと気づきました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:畠山陽子/50代女性・パート。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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