産後は体質が変わり、生理痛(月経前症候群)が悪化してしまうことがあるそうです。私は2人目を出産してからPMS(月経前症候群)の症状に悩まされるようになりました。今回はこれまでにおこなってきた治療と現在の体調についてお伝えしたいと思います。
家族にも迷惑をかけていたPMSの症状
出産するとPMSは改善することも悪化することもある、と先輩ママたちから聞いていたのですが、私の場合は残念ながら後者でした。特に2人目が生まれてからは生理の10日ほど前からイライラ、虚無感、眠気、腰痛に悩まされました。ひとりであればその期間だけゆっくり過ごすこともできたでしょう。
でも、子どもがいればそうはいきません。やらなくてはいけないことはたくさんあるのに、心身共に疲労感を感じ思うように動けない。そんな自分が嫌で余計にストレスが溜まりました。時には感情を抑えきれず、子どもや夫にもきつくあたってしまうこともあり、家族にも多大な迷惑をかけていました。
耐えきれず婦人科を受診することに
このままではつらいし、何より家族にも悪影響を与えてしまうと思い、婦人科を受診することに。医者からはPMSを改善するために、漢方薬または低容量ピルを処方できると言われ、それぞれのメリットやデメリットを聞きました。
結果、手始めに漢方薬の「女神散(にょしんさん)」と「香蘇散(こうそさん)」を飲んでみることにしました。しかし、半年近く漢方薬を飲んでみても効果はさほど感じられず……。
低容量ピルを飲み始める
あまり効果を感じないと医者に伝えたところ、「ヤーズ」という低容量ピルを試してみるとよいかもと言われました。副作用や費用の面で悩みましたが、藁にもすがる思いで飲んでみることを決心。
飲み始めて1カ月弱は副作用である軽い吐き気を感じました。そして、肝心のPMSに対しては、休薬期間にうつ症状が出るなど、さほど効果を感じられず。でも、医師に安定した効果が現れるまでには数カ月かかると聞いていたので飲み続けました。すると確かに3カ月目ぐらいからイライラや落ち込みがなくなり、安定した日々を過ごせるようになってきました。
低容量ピルを飲むことに不安はありましたし、今でも不安がないというと嘘になります。でも、自分が少しでも元気で、気分が安定した状態で子育てしたいという気持ちのほうが強かったのです。PMSの症状は人それぞれですし、どのような治療が効くかも人それぞれです。つらいと感じたら我慢せずに、婦人科を訪れるなどして、自分にあった対処法を探すと良いと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:小川恵子
5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。