卒業アルバム制作委員に選ばれた
息子の保育園には保護者組織があり、全員が卒園までに何らかの役職を担うことになっていました。内心では「保育園でもPTAのような組織があるのか」と驚きもありましたが、代々全員が経験してきたことなので、自分も役割を全うしようと決意しました。
そして迎えた年長の年、一番大変だと言われる「卒園アルバム制作委員」をくじで引き当て、初めての委員を務めることに。アルバム制作委員は総勢5名。それぞれが自身の得意分野で力を発揮し、「子どもたちのために良いものを作ろう」と動く様子に、私も感化されていました。
しかしその中に、少し感覚の異なる保護者がいたのです……。
「私は経験者なので」突然のLINE連投
アルバム制作委員のママたちはそれぞれ忙しく、なかなか集まれないため、話し合いはLINEでおこなっていました。あるとき、アルバムのページに何枚の写真を掲載するかで悩み、行き詰まってしまったのです。
すると、それまで多忙で活動にあまり参加できていなかったAさんが、突然メッセージを連投し始めました。
「経験した身から言わせてもらうと、このページにそんなに枚数は必要ないですよね?」
「え? 私、何かおかしなこと言っていますか? だめですか?」
「この写真は何しているのかわからないです。必要ですか?」
「これ、顔が見づらいので入れても無駄では? 削除でいいと思いますが」
送られてくるのは、これまでの流れを全否定するようなメッセージばかり……。スマホの通知音が鳴るたびに、次は何を言われるのかと、少し怖くなってしまった私。
Aさんは第1子の卒園時にもアルバム作りを経験したとのことでしたが、これまでの話し合いの内容や文脈を理解せず、思ったことをストレートに送信されるため、話し合いは余計にこじれてしまいました。
そこでいったん、LINEでのやり取りは止め、直接会って話し合うことになったのです。
直接会って気づいた、対話の大切さ
LINEでは終始怒っているような文面だったため、Aさんと対面するのは正直憂うつでした。しかし、実際に会ってみると「先日はすみません、LINEだとうまく伝えられなくて……」と、彼女は至って冷静。その様子に安心しました。
対面でのAさんは、LINEのときとは違い、相手の話にしっかりと耳を傾けてくれました。おかげで話し合いはスムーズに進み、問題はあっさりと解決していったのです。
文面のみのやり取りは顔が見えず、空気感も伝わらないため、本当の意図が理解しにくいところがあります。直接会って話すことの大切さと、LINEのみでやり取りすることの怖さを知った出来事でした。
著者:富伊 凛/30代女性/2016年、2020年生まれの兄妹の母。仕事と育児の両立に苦戦し、離職を決意。都会暮らしに疲れ果て、地方移住をもくろむ。趣味はベランダ園芸。嫌いなものは、花につく悪い虫と、雨の日の電動チャリ走行。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※AI生成画像を使用しています