子どもを抱っこやおんぶするときに使う抱っこひも。いろいろな種類があり、出産前にどれがいいのか悩んだ記憶があります。私が出産してからは既製品の抱っこひもを使っていましたが、娘が1歳5カ月のときに “さらしおんぶ” の講座を受講してからはさらしを使うように。今回は、娘が4歳になった今でも活躍してくれるさらしについてご紹介します。
着物を着ても使える抱っこひもが欲しい
私がさらしに興味を持ったきっかけは、 「着物を着ても使える抱っこひもが欲しい」 というものでした。産後、着付けを習って着物を着るようになったものの、今まで使っていた抱っこひもだとおんぶができないということで、インターネットを検索してたどり着いたのがさらしを使った 「さらしおんぶ”」です。
日本で昔から使われてきたさらし。戌の日におなかに巻くというイメージはあったものの、それまではさらしを使ったことはありませんでした。
子どもの目線の高さと密着感に驚き!
講座でさらしを使った抱っこやおんぶの仕方を学び、実際に娘を抱っこしたりおんぶしたりしてみると、まず子どもの目線の高さにビックリ! 今まで使っていた抱っこひもだと、抱っこをしてもおんぶをしても娘の頭が私の顎から下にありました。ところが、さらしで抱っことおんぶをしてみると頭の位置が高い。
特におんぶをしたときの差は歴然で、娘の頭の位置と私の頭の位置が同じくらいになるほどでした。また、使う人の体型に合わせて調節できるため、子どもとの密着感を感じることができました。
いろいろな用途のあるさらし
さらしはおんぶや抱っこをするときに使えるだけでなく、妊娠中におなかに巻くこともできますし、緊急時に裂いて使うこともできます。また、長い1本の布なので、使わなくなったら切って手ぬぐいにすることも可能。5mくらいの長さがあるので、子どもが3歳くらいをすぎてからおんぶをできるのも便利です。
子どもの体が大きくなってからは完全に寝ている状態でおんぶするのが大変ですが、さらしでおんぶをすると支えになってラクなのでいつも車に入れています。たためばコンパクトになって場所をとらないことも気に入っています。
現在2人目妊娠中の私。1人目のときにはさらしを腹帯として使うことはなかったけれど、手元にあるさらしを腹帯としても使ってフル活用したいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。使用するさらしは実際に子どもを抱っこ・おんぶをして強度を確認し、常に破れそうなところがないかなど注意してください。ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。