甘いスイーツと元カノの存在
ある日、彼と一緒にカフェでケーキを食べていたときのことです。彼が「元カノも甘いものが好きだったんだよ。女子はやっぱりそうなんだね」と突然笑いながら口にしました。
彼にとってはいつも通りの何気ない会話のつもりだったのかもしれません。けれど、付き合った当初から繰り返し聞かされる“元カノ”というワード……。彼女としては当然良い気はせず、“元カノ”という言葉が脳裏につきまとい、スイーツの味さえも薄れてしまいそうでした。
ただ、悪気なく楽しそうに話す彼を見ていると、モヤッとしてしまうことをなかなか言い出せませんでした。
彼が呟いた、まさかの言葉
その日の帰り際、また同じワードが飛び出しました。私が「今日の香水、いい匂いだね」と何気なく口にすると、彼はうれしそうに「元カノもこの匂いが良いって言ってくれてたんだよ」と返してきました。
そして、その日を締めくくるかのように、彼がぽつりと「俺、元カノのことがまだ好きなのかもしれない」と呟いたのです。
私はその言葉を聞いて思わず「私の気持ちって考えてくれている?」と彼に問いかけてしまいました。
元カノへの未練?
すると彼は「突然何? 考えてるよ?」とあっさりとひと言。やはり彼は自分の言葉の重さにまったく気づいていませんでした。私が“元カノ”というワードを使うのをやめてほしいと彼にお願いすると、少し戸惑いながら「そんなに言ってる? そっちが気にしすぎじゃない?」と、まるで私の心が狭いと言わんばかりの態度でこちらを見つめてきて……。
その瞬間、これまで長く我慢してきたからこそ、私の中で我慢の糸が切れてしまいました。
気づけば「私、あなたの恋人じゃなくて、“元カノの代わり”なんだね! 素敵な元カノにもう一度告白すればいいでしょ」と、彼に強く言い放っていました。
その後、この出来事は別れ話にまで発展する結果となりました。彼にとってはただの思い出話であり、悪気はなかったのかもしれません。しかし、聞かされる側は小さな不快感が積み重なり、“元カノ”というワードこそが私の気持ちを冷めさせる決定打となりました。彼には少しだけ女心を学んでほしいと願ってしまう出来事でした。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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