子宮口全開なのにそこから陣痛が遠のき、結局陣痛促進剤を使用して上の子を自然分娩した私。2人目の出産は条件が揃えば計画分娩も可能な産婦人科だったので、上の子の世話や夫の仕事の都合も考え、計画分娩で2人目を出産しました。よく2人目の出産は早いと言われていますが、私の場合もまさしくその通りでした。
いろいろな事情で決めた計画出産当日
2人目でお世話になった産婦人科は、赤ちゃんの推定体重が2,500g以上で、子宮口も開いてきていれば陣痛促進剤を使用しての計画出産も可能な病院でした。そこで産後に里帰りの予定だった私は、万が一自宅で私と子どもだけのときに陣痛がきたり破水したりしたときのこと、出産時の上の子の預け先、入院中の夫の仕事の休みなども考え、計画出産を選択しました。
妊娠39週4日となる計画出産当日は子宮口が2cm、赤ちゃんもまだおりてきていないとのことで、当日中に陣痛が強くならなければ翌日再スタートとのことでした。
バルーンを入れ陣痛促進剤スタート
入院当日は朝9時に内診後、子宮口を広げるバルーンを挿入し、10時から陣痛促進剤の点滴を始めました。陣痛促進剤の投与が始まって4時間程は生理痛のような鈍痛があるものの、夫や上の子の世話をするためにきてくれた実母と会話をしたり、テレビを見て楽しむ余裕がありました。
経産婦ということもあり、これからくる出産という名のフルマラソンのために、産院の売りでもある豪華な昼食も完食した記憶があります。
昼食後、あの痛みが!
昼食を完食して1時間半程経ったころ、徐々に痛みが強くなり「ああ、これが陣痛だ……」という痛みに変わりつつありました。内診され、子宮口が7cmのときに先生が人工破膜をしてから痛みが一気に増したのです。
もうそこからは立ち会っていた夫とも会話はできず、腰を押してもらって30分程経ったころでしょうか。助産師さんが子宮口の確認をしたところ9cmまで開いており、器具が運ばれたり先生を呼び始めたり、バタバタと出産の準備が始まったのです。
あっという間に子宮口全開で出産!
そこからは10分もかからず子宮口全開。いきみも3回ほどであっという間に次男を出産しました。母子健康手帳に書かれた分娩所要時間は1時間40分のスピード出産でした。
子宮口全開で陣痛が遠のいてしまい、痛みにもがき苦しみながら陣痛促進剤が効くのを待った1人目の出産を経験していた私。今回は夫も子宮口全開から出産までのスピードに、呆気に取られたことは言うまでもありません。
2人目を計画出産で産んだ私ですが、その後3人目も同じ産院にて計画出産で女の子を無事出産しました。3人目は陣痛の波に乗るのが遅くなりましたが、それでも分娩所要時間は2時間程でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
作画/まきこんぶ
著者:佐藤祐子
二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。