小学1年生たちが交わした「口約束」
息子は帰宅するなり、「次の休みに、近くの遊具がある公園で遊ぼうって話になった!」と教えてくれました。土曜日は習い事がある子もいたため、最終的に「日曜日、公園に集合」という口約束をして帰ってきたようです。
しかし、集合時間も決まっておらず、何より各自が親の承諾を得ないまま勝手に決めてしまった様子でした。
息子にとって、学校の外で友だちと遊ぶのはこれが初めて。大喜びする息子に対し、私は「もしかしたら、みんな急な用事ができて来られないこともあるからね」と、念のため最悪の事態を想定して助言しました。
息子は私の言葉に少しムッとしたようでしたが、「きっと誰かは来るはず」と気持ちを切り替えたようでした。
当日、公園で一緒に待っていると…
そして約束の日曜日。私と息子は朝9時ごろに公園へ向かいました。息子はキョロキョロと園内を見渡しますが、どやらまだ誰も来ていない様子。先に遊具で遊んでいることにしたものの、待てど暮らせど誰一人として現れません。正午を回るころには、息子の目には涙が浮かんでいました。
私は「きっとみんな、何か用事ができちゃったんだよ」となだめながら帰路につきましたが、これからは遊ぶ約束をする前に、相手の親御さんの連絡先を聞いておくべきだったと深く反省しました。
その翌日の月曜日、息子は5人の友だちに、なぜ公園に来なかったのかを尋ねたそうです。すると、3人は約束自体を忘れており、残りの2人は用事が入ってしまったとのことでした。
この一件以来、息子が安易な口約束をすることはありません。また私も、息子が本当に遊びたいと思える友だちができたときには、親同士でも連絡が取れるよう自ら動かなければ、と心に決めました。
息子は園から同じ小学校へ上がった子が一人もいないなか、新しい友だちができて本当にうれしかったのだと思います。親として、息子がこれからも良好な友人関係を築いていけるよう、しっかりサポートしていきたいと感じた出来事でした。
著者:橿原那奈/30代女性。2018年生まれの1人息子がいる。レジ打ちのパート勤務。趣味はカフェ巡りと映画鑑賞。最近は過保護にならないように気をつけている。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)