進まない準備…最悪の空気を変えたのは
リーダー格のAさんは「最後だから、心を込めてすべて手作りにすべき」と主張。一方、働くママが多いBさんグループは「時間が取れないし、仕上がりのクオリティを考えて外注しよう」と譲りません。
Aさんは「愛情が足りない」と涙ぐみ、Bさんは「現実を見てほしい」と突き放し、会議の場は凍りつき、沈黙が続きました。その後も準備は一向に進まず、締め切りだけが迫る修羅場と化しました。
そこで私は、中立の立場で、両者のメンツを保つ案を提示しました。「ベースとなる記念品はプロに外注して質を担保し、そこに子どもたちが書いたメッセージカードを添える。会場の装飾は既製品を組み合わせつつ、フォトスポットだけを手作りで凝る」という折衷案です。
これには両者も納得し、それぞれの得意分野(Aさんは制作、Bさんは発注管理)を分担することでなんとか最悪の事態を免れました。意見が割れたときは、どちらかを否定するのではなく「役割を分ける」ことの重要性を学びました。
最終的には、どちらのグループも「子どもたちのために」という共通の目標を再確認し、当日は素晴らしい謝恩会になりました。後日、AさんからもBさんからも「あの時はありがとう」と言われ、中立を保ってよかったです。感情的な対立には、具体的かつ論理的な「いいとこ取り」の折衷案を出すのが一番の解決策だと感じました。
著者:高橋 恵美/40代女性・フリーランス
中学生と小学6年生の姉弟を育てる母。現在は自宅でWebデザインの仕事をしている。上の子の卒園時に謝恩会の実行委員を経験し、ママ友同士の協力の難しさと大切さを痛感
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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