先輩ママからのマウント!?
話題は自然とお食い初めになり、私は「うちは義母がずっと、某チェーン店でやると決めていて……」と、何気なく話しました。すると先輩ママの表情が一変し、「チェーン店なんて有り得ない!」と強い口調で言われたのです。続けて「うちは父が鯛を釣ってきて、母と私で調理して、親族全員を呼んで盛大に祝った。それくらいしないと子どもがかわいそう」と言い放ったのです。価値観の違いとは分かっていても、初めての出産を控え不安な時期だった私は、その言葉が胸に刺さり、楽しいはずのランチが一気に重たい時間に変わってしまいました。今でも思い出すと胸が痛くなるほどそのときはつらく悲しい気持ちになりました。
その後も先輩ママの熱弁は止まらず、私は相づちだけして流していました。ところがデザートが運ばれてきたとき、先輩ママが写真を撮りながら一言、「でもお食い初めの写真一枚もないの。親族みんなお酒飲みで酔っ払って最後は大惨事……」と呟いたのです。さっきまでマウント取って偉そうに言ってたのに急に悲しい話に。実はマウント取るつもりはなくて自分の悔しい思い出を昇華したかったのかなと思いました。
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お食い初めなど記念日の過ごし方に正解はなく、家族が笑顔でいられる形がいちばん。背伸びをするより「わが家らしさ」を大切にして、あとから思い出してもあたたかくなるような1日になると良いですね。
著者:前田あゆ/20代女性・看護師/0歳児を育てる新米ママ。趣味はドラマ鑑賞とパン作り。看護師。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)