図々しいママ友に娘が放った言葉
近所に住むママ友のAさんは、ご自宅に車がないことを理由に、週末の買い物や子どもの習い事の送迎を当然のように私に頼んでくる方でした。
ガソリン代や駐車場代を負担してくれることは一度もなく、私の手間や時間は「当たり前」だと思われている様子。車を出す側としては負担に感じることばかりで、心の中ではずっとモヤモヤした気持ちを抱えていたのです。
そんなある日、共通のママ友数人と集まってお茶をしていたときのこと。
Aさんはいつものように「今度コストコに行くなら乗せていって! 荷物も多いし助かるわ」と、他のお母さんたちがいる前でお願いをしてきました。
周りの目もある中で断りづらく、私がどう答えるべきか困り果てていたそのときです。
すぐ横で遊んでいた私の娘が、突然大きな声でこう言いました。
「えー! またママの車に乗るの? あのね! パパが、Aさんの家はタダでタクシーを使ってるみたいだねって言ってたよ!」
本当に無邪気な、あっけらかんとした言葉でした。
その場には少し気まずい空気が流れ、Aさんはバツが悪そうにしていました。すると、この日を境に、Aさんから送迎のお願いが来ることは一切なくなったのです。
夫婦の愚痴を子どもに聞かせてしまっていたことには、親として少し反省しています。
それでも、ずっと抱えていた気がかりがなくなり、今では以前のような穏やかな日常を取り戻すことができました。あのとき、状況も分からず素直な言葉を口にしてくれた娘には、内心とても感謝しています。
著者:佐野波瑠/20代女性/3歳の娘を育てている母親、会社員。両親との同居を検討中
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)