

しっかり対策していたつもりだった
10年ほど前のことです。弟が盲腸の手術で入院することになりました。学生でちょうど夏休みだった私は、毎日のようにお見舞いに行っていました。
事件が起こった日は生理2日目。面会時間は30分くらいの予定だし、分厚いナプキンをつけていれば大丈夫だろうと思っていました。
病院に着いて病室に入ると、弟はスマホゲームをしていました。当時の私もハマっていたゲームです。パイプ椅子を開くのも面倒でそのままベッドに座り、どこまでクリアしたか、どのキャラが強いかなど、時間を忘れて弟と話し込みました。
漏れるだけじゃなくてシーツを汚してしまった!
時間が過ぎるのはあっという間で、気づけば病室に入ってから1時間くらい経っていました。生理中は、座っていた場所をチェックするようにしている私。さすがに長居しすぎたと立ち上がり、座っていた箇所を見ると……シーツに赤いシミが! どうやら気づかないうちに経血漏れしていたようでした。
やってしまった! と、私はそのまま固まってしまいました。弟も赤いシミに気づいたようです。しかし、今まで姉弟で生理の話なんてしたことはありません。生理の存在自体は知っているだろうけど、この状況をなんと説明すべきかわかりませんでした。
看護師さんに助けてもらって…
その後、弟に「ごめん!」とだけ言って病室を飛び出し、ナースステーションに駆け込んだ私。
看護師さんに「どうしましたか?」と聞かれたのですが、うまく伝えられず、とっさに「ベッドに血が……」と答えてしまいました。するとその瞬間、看護師さんの顔色が一変。慌てて「私が生理で……」とごにょごにょ付け足すと、看護師さんはホッとしたように微笑んで「大丈夫ですよ。シーツを替えに行きますね」と言ってくれました。
その後、看護師さんは手早くシーツを取り替えてくれました。いつも忙しそうなのに、仕事を増やしてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
帰宅後はもちろん、ひとりで大反省会。生理中はベッドに座らないようにしよう、油断せずにもっと頻繁にナプキン取り替えようなど、いろいろと考えました。おそらく生理とはこれからも長い付き合いになります。慣れて気を緩めそうになりますが、人に迷惑をかけないように気をつけて行動しようと強く思いました。
著者:網田透子/20代女性・クリニック勤務。うっかり屋の性格のため、生理に関するミスやトラブルを多く経験。過去のあれこれを振り返りながら執筆している。
作画:まっふ
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