ママ友が洗濯をしてくれた洋服
小学校4年生の娘が、お友だちの家にお泊まりに行ったときの出来事です。そのお家は少し古く、遊びに行って帰ってくるたびに独特のにおいを感じていました。娘からも「〇〇ちゃんの家、ちょっとにおいがするし、ゴキブリもいたよ」と聞いていたので少し心配はありました。しかし、ママ友はとてもやさしい方ですし、娘も楽しみにしていたので「まあ、においぐらいどこの家でもあるよね」と思い、娘を送り出しました。
お泊り会はとても楽しかったようで、翌日、娘は笑顔で帰宅しました。娘に「〇〇ちゃんのママがお洗濯してくれたの」と紙袋をもらうと、なかにはきれいに畳まれた洋服や下着が入っていました。その心遣いに「ありがたいな」と思いながら中身を取り出した瞬間、私はそっと固まりました。洋服から何とも言えない、けれど強いにおいがふわっと広がったのです。
それはカビのような、湿ったようなにおいで、洋服全体にしっかりしみついていました。「一度洗えば大丈夫だよね」と思い、すぐに洗濯しました。ところが、洗い直して干した直後は大丈夫そうだったのに、乾いたらまたにおいが戻ってきて完全には取れません。
天日干しにしてみても、においは残ったまま。娘も「これ、〇〇ちゃんの家のにおいだよね……」と苦笑いしていました。ママ友の親切は本当にうれしい。でも、家のにおいというのは思った以上に強く残るものだと実感した出来事でした。
今回のことで、家にはそれぞれのにおいや環境があり、人によって気になることもあるのだと改めて感じました。ママ友はとても良い方で、娘の洋服まで洗ってくださった気持ちは本当にありがたかったです。
ただ、善意とは別に、においに戸惑ってしまったのも正直な気持ちでした。これからは娘の友だち関係を大切にしつつ、着替えを多めに持たせるなど、こちらでできる工夫をしていきたいと思います。
著者:御法川 元子/30代女性/2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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