職場で体調が悪くなり、救急搬送
健診から1週間後、朝から左下腹部に違和感を覚えました。しかし、その日は会議でプレゼンをする予定があったため、出勤。
座っているのがつらく、急ぎでもない備品の補充などで気を紛らわせながら、なんとか対応していました。会議の予定は3時間弱。始まってから徐々に痛みが増し、1時間が経過したころには我慢できなくなりました。周囲も異変に気づき、車椅子で休養室へ運ばれたあと、すぐに緊急搬送されました。
病院に着いてからエコーと内診で赤ちゃんや子宮口の様子を確認し、その後点滴をすることになりました。ところが、痛みに耐える中で、看護師さんたちの様子がどうもおかしいのです。私はもともと血管が細いうえに痛みで血管が収縮しており、点滴の針が全然入らなかったのです。5人がかりで試みてくださったものの、なかなかうまくいかず、痛みもどんどん増していきました。付き添ってくれた夫によると、看護師さんたちは30分ほど格闘していたそうです。
最終的にベテラン看護師さんが召喚され、一発で点滴を成功させてくださいました。その場にいた看護師さんたちは、このベテランの技術を絶好の学びの機会として真剣に注視していました。人材育成に貢献できたのはよかったのですが、私の腕は刺し傷とあざだらけに……。その後の点滴の差し替えは、もちろん全てそのベテラン看護師さんが担当してくれました。一生の命の恩人だと思っています。
この大変な経験を経て、周囲の頼りになる方々や家族、病院の職員の方々のおかげで無事退院し、仕事復帰できるまでになりました。しばらくは安静にしようと心から思いました。職場の大先輩からかけられた、「赤ちゃんからの“きちんと体を休めてね”というメッセージだと思って、今はしっかり休んでね。仕事の代わりはいくらでもいるけど、ママの代わりはいないからね!」という温かい言葉にも救われました。
これから先、後輩や周囲の人が妊娠したり体調を崩したりしたときには、自分もそんな気遣いのできる人間でありたいと思っています。
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子宮筋腫は、子宮の筋肉の壁にできる良性の腫瘍で、比較的若い方から閉経後の方まで高頻度に見られる疾患です。命に関わるものではありませんが、大きさや場所によって痛みや圧迫感などの症状を引き起こします。
特に生理時には子宮の収縮が強まり、通常よりも激しい下腹部痛(月経痛)が起こることがあります。また、筋腫が大きい場合には、生理以外の時期にも下腹部に鈍い痛みや圧迫感が続くことがあり、膀胱や直腸を圧迫して頻尿や便秘などの症状を伴うこともあります。
生理時の痛みが普段よりも明らかに強い、鎮痛剤が効かない、下腹部に圧迫感が続く、急激な激しい痛みがあるなどの場合は、放置せずに早めに婦人科を受診しましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:小泉 京子/30代女性・会社員
結婚2年目の会社員。夫と二人暮らしをしている。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)