深く考えずつけたキスマーク
夫と私が付き合い始めたのは、大学1年のころでした。夫にとっては初めての交際で、私も恋愛経験が多いわけではありません。今なら若気の至りだったと思えますが、当時はお互いにキスマークをつけてしまうような時期がありました。
そんなある日、彼が5日ほど実家に帰ることになったのです。毎日のように会っていた私は、数日離れるだけでも寂しくて、深く考えないまま彼の首にキスマークをつけてしまいました。
義母の反応は?
彼はそのキスマークを隠さないまま、翌日に家族でカニを食べに行ったそうです。これは後日、彼から聞いた話なのですが、その場で両親に首元を見られ、お酒の勢いもあって話題にされたのだとか。
義父は「若いね~」と笑っていたそうですが、義母は私のことを「メス猫」と、あまりよく思っていないような言い方をしたそうで……。その話を聞いたとき、私はようやく事の重大さに気づきました。当時、私はまだ義母に会ったことがなく、私の第一印象は最悪だろうなと思い、かなり落ち込んだのを覚えています。
ちなみに彼本人は、恥ずかしかっただけで、それほど気にしていない様子でした。
緊張の初対面!義母は…
それから1年後、私たちは海外旅行に行きました。帰国後、彼は空港まで義母に迎えに来てもらうらしく、私はそのタイミングで初めて義母と会うことになったのです。あの「メス猫」の話も知っていたので、気まずさでいっぱいに……。義母から何を言われるのだろうと、旅の疲れも重なって緊張していました。
ところが、彼と別れる場所に義母の姿は見当たりません。私は少しホッとしながら、彼に「また明日ね」と声をかけて、その場をあとにしました。すると少しして、後ろから荷物を持っていない彼が走ってきたのです。そして「母さんから、なんで彼女をちゃんと見送らないの! おかしいでしょ! って怒られちゃって」と笑いながら言いました。
その言葉を聞いて私はとても驚きました。義母が私をきちんと「彼女」として受け止め、気づかってくれていたことがうれしく、胸が熱くなったのを覚えています。
ちなみに、実際に義母と顔を合わせたのはさらにあとのことでしたが、そのときも楽しく話せましたし、今も良い関係を築けています。
当時は、義母が私のことを悪く言っていたと知り、本当に悲しく、どうしようもない気持ちになりましたが、あの出来事は「自分の行動に責任を持つ」ことの大切さを教えてくれました。若かったとはいえ、相手の立場や、その先にある家族の存在まで想像することの大切さを知った出来事でした。
著者:松谷えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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