スーパーで出会った不気味な男性
妊娠中のある日、近所のスーパーで買い物をしていた時のことです。おなかがずいぶん大きくなってきていたので、無理をせずゆっくりとしたペースで通路を歩いていました。
すると、後ろから近づいてきた中年の男性が、すれ違いざまに「トロいな」とわざと聞こえるような声でつぶやいたのです。さらに、私の肩をポンと軽く押して通り過ぎて行きました。
突然のことにびっくりしてしまい、怖さのあまり声も出ず、その場に立ちすくむことしかできません。動揺したままなんとか買い物を終えてレジに向かうと、偶然にもその男性が私のすぐ後ろに並びました。
気のせいではなく、男性はずっと私のおなかのあたりをチラチラと見て、口元に不気味な笑みを浮かべていたのです。その時のゾッとするような感覚は、今でも忘れられません。
急いでお会計を済ませ、なるべく目を合わせないようにして、逃げるようにスーパーを後にしました。妊婦で動きが遅いというだけで、見ず知らずの人から突然悪意を向けられるかもしれない。そんな恐怖を肌で感じた出来事でした。
このことがあってから、買い物はできるだけ夫の休日にあわせて一緒に行くようにしています。一人で出かける必要があるときも、なるべく明るくて人通りの多い時間帯を選ぶように変えました。
帰宅後に夫へこの出来事を相談したところ、「念のために」と防犯ブザーを勧められ、今では外出する際に必ずカバンに付けています。おなかが大きくて機敏に動けない状態が、どれほど無防備で怖いことなのか、身をもって知る経験となりました。そしておなかの赤ちゃんを守るためには、自分自身でしっかり警戒しなければと改めて感じたのです。もしまた怖い思いをすることがあれば、遠慮せずに周りの人に助けを求めようと、今は自分に言い聞かせています。
著者:田中咲/30代女性/夫と2人の子どもと4人暮らしのママ。最近の趣味は編み物をすること
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています