「俺こそごめん。由美はご飯作ってくれてるのに」
由美さんが謝ったあと、夫もそう言って謝りました。そして、娘にも「パパとママ、仲直りしたからな。けんかしてイヤだったよな、それもごめん」と、やさしく話しかけ、娘は安心したように満面の笑みを浮かべて、由美さんにも笑顔が戻りました。
さらには「今日は洗い物は俺がするから、置いておいて」と気遣いも見せ、無事仲直りしてこれで一件落着かと思いきや……。
夫は洗い物をしながら自分の言動を振り返り『やっぱ俺、気配りレベルたっけ~~~~~!』と自画自賛していたのでした。
けんかのあとの対応を、自画自賛する夫








『けんかしたあと、洗い物まで気が回るのは気配りレベルが高すぎる……!』
夫はそう思いながら、由美さんとのけんか後に買って出た洗い物をこなしていました。
翌日。昨日のことを先輩に話した夫。先輩からも「俺はそんなけんかをしたら洗い物なんて絶対しない。よく気が回るな~!」と言われ、夫も「ですよね~!?」と自慢げです。
そんな話をしているところに、夫の同僚が通りかかりました。気分がいい夫は、同僚に「お前も俺みたいな気配りじょうずと結婚しろよ~なんちって~~」と冗談まじりで話しかけたのですが……。
「え? 気配りじょうず? それ面白いね、新ギャグ?」
と、「気配りじょうずではない」というニュアンスの返事が返ってきたのでした。
◇ ◇ ◇
けんかのあとに妻のことを思って洗い物を買って出たことを、「気配りじょうず」だと自負している夫。しかし、男性の先輩には褒めてもらえたものの、女性の同僚からは思いがけない反応が返ってきました。
自分の行動を振り返って前向きに捉える姿勢は大切ですが、ときには周囲の反応に耳を傾け、自分の振る舞いを客観的に見つめ直すことも必要なのかもしれませんね。
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ミント