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「おしりが痛いの?痔なの?」と笑われ…尾てい骨の病気で手術。心に残る周囲の反応【医師解説あり】

出産を終え、赤ちゃんとの生活が始まったばかりのころ、私の体に異変が起きました。尾てい骨のあたりに強い痛みが出て、気付けば病院通いの日々。産後の体で抱えるにはあまりにもつらい出来事でした。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師久野 賀子先生
PRIDE CLINIC 医師

PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
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尾てい骨の激痛と通院、そして手術へ

痛みがあったのは、尾てい骨、ちょうどおしりの上あたりでした。皮膚の病気にかかり、患部が化膿してしまったのです。少し触れるだけでも強い痛みが走りました。

 

産後間もない体だったこともあり、体力的にも精神的にも余裕はありませんでした。病院へ通いながら患部を洗浄する治療を続け、症状が落ち着いてきたところで入院が決まりました。そして、皮膚を切除する手術を受けることになりました。

 

退院後、想像以上につらかった日常

手術は無事に終わり、思っていたよりも早く退院できました。ただ、退院後の生活は決してラクではありませんでした。座ることも、体を動かすこともつらく、寝返りを打つことすら簡単にはできませんでした。日常の中で当たり前にしていた動作が、こんなにも負担になるのかと実感する毎日でした。

 

後から症状や部位を調べてみると、「毛巣洞(もうそうどう/おしりの割れ目(仙骨部)などにできる、体毛が皮膚の下に潜り込んでトンネル状に炎症を起こす病気)」という病気だったのではないかと思いました。ただ、当時ははっきりと病名を告げられた記憶はなく、あくまで自分で調べた範囲での認識です。

 

 

病気そのものより心に残った出来事

つらかったのは、体の痛みだけではありませんでした。周囲から「おしりが痛いの?え、痔なの?」と冗談のように言われ、笑われたことがあります。痔ではないと説明すると、「そんな病気もあるんだね」と言われ、少し引かれたような空気を感じたこともありました。

 

自分ではどうにもできない体の不調なのに、軽く扱われたり、距離を取られたりしたその反応が、痛みとは別のつらさとして心に残りました。

 

まとめ

産後の体で病気を抱え、思うように動けない生活を送ることは、心身ともに大きな負担でした。しかし、それ以上に私の心に深く残ったのは、病気の場所やイメージだけで判断され、その苦しみを軽く受け取られてしまった悲しみです。

 

目に見えにくく、説明しづらい不調だからこそ、安易な言葉で片付けず、静かに寄り添う理解があってほしいと感じました。これからは、私自身が誰かの不調や事情に対して、「それはこういうものだ」と決めつけず、まずは真っさらな気持ちで耳を傾けられる存在でありたいと思っています。

 

医師による解説:産後は肌トラブルが起こりやすい時期

ご自身で調べられたとおり、症状や経過から推測すると、この病気は「毛巣洞(もうそうどう)」である可能性が高いです。おしりの割れ目付近(仙骨部)の皮膚に毛が入り込み、炎症や化膿を引き起こす疾患で、筆者さまが経験された激痛や手術というプロセスは、この病気の典型的な例と言えます。

 

おしり付近の不調は、その場所のイメージからつい冗談のネタにされたり、「痔(じ)」と決めつけられたりすることが少なくありません。しかし、どんな病気であっても、本人にとっては日常生活に支障を来すほど切実で、つらいものです。周囲の方には、病名や部位で判断するのではなく、目の前の人が抱えている痛みや不自由さに対して、誠実に向き合う姿勢を持っていただきたいと感じます。

 

産後は授乳などで座る姿勢が長く、ホルモンバランスの変化で肌トラブルも起きやすい時期です。もしおしりの割れ目付近に違和感や痛みを感じたら、我慢せずに皮膚科を受診してください。早期発見であれば、手術に至る前に処置できる場合もあります。産後のデリケートな時期だからこそ、適切な医療と周囲の温かい理解が、何よりの支えになります。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)

著者:小野寺やん/30代女性・主婦

イラスト:はせがわじゅん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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