「ただのニキビ」が牙をむいた朝
ある日、背中にポコッと小さなしこりを見つけました。最初は「え、背中にニキビ? ヤバくない?」と軽く考えていたのですが、数日後には状況が一変。触ると「ゴリゴリ」とした質感になり、服が擦れるたびに「痛っ!」と声が出るほどになったのです。
毎朝の着替えは、もはや背中のしこりとの格闘。シャツの袖を通すだけの動作に、なぜかドラマティックな筋トレのような緊張感を覚えるほどでした。
もん絶のバスルームと医師の宣告
さらにお風呂で鏡をのぞき込むと、しこりの中心が赤く腫れ上がり、見るからに危険な状態に。恐る恐る指で触れた瞬間、あまりの激痛にもん絶してしまいました。
観念して病院へ駆け込むと、医師から告げられたのは「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、皮膚から出た皮脂や角質などの老廃物が袋の中にたまってできた良性腫瘍)ですね。切除しましょう」というひと言。手術自体は数十分で無事に終わりましたが、本当の試練はそこから始まったのです。
赤ちゃんのように背中をいたわる日々
術後は傷痕のケアと抗生物質の手放せない毎日。自分の背中を壊れ物のように扱う様子は、まるで繊細な赤ちゃんをケアしているかのようでした。
寝返りを打つたびに走る痛みに耐えかね、「背中が痛い……!」と布団に向かって理不尽な文句をぶつける夜が続きました。あのとき、もっと早く病院へ行っていれば、これほどまでの格闘は必要なかったのかもしれません。
まとめ
「少し様子を見よう」という油断が、結果的に痛みと不便さを増大させると痛感しました。早期の受診は、傷の範囲を最小限に抑え、笑い話に変えるための近道です。小さな異変を放置せず、早めに対処する大切さを学びました。
医師による解説:痛みが出る前の受診が◎
粉瘤は「良性腫瘍」の一種: 背中のしこりの多くは粉瘤と呼ばれる良性の腫瘍です。皮膚の下にできた袋に老廃物がたまるもので、自然に消えることはありません。
絶対に「自分でつぶさない」こと: 無理に中身を出そうとすると、袋が破れて細菌感染を引き起こし、激しい痛みや腫れ(炎症性粉瘤)を招きます。炎症がひどくなると手術の傷痕も大きくなりやすいため、触らずに受診してください。
「痛くないうち」の相談がベスト: 痛みや赤みがある状態では、すぐに手術ができない場合もあります。小さなしこりの段階で切除すれば、手術時間も短く、傷痕も最小限に抑えることが可能です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
著者:結城 光/40代女性・パート
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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