産後の私に夫がありえない発言
長女の出産を無事終えて2日後のことです。慣れない深夜の授乳や対応で私は寝不足になり、フラフラしていました。大部屋に入院していたこともあり、他のママに迷惑がかかっていないか不安で、気が休まらない状態です。
そんなとき、夫が病室に面会に来てくれたのですが、「元気そうだな! お前がいないせいで家の中ぐちゃぐちゃだよ〜。退院したらすぐ掃除よろしくな!」「化粧くらいすれば? めっちゃブスじゃん」とズケズケと言いたい放題。私は出産の疲れから言い返す元気もありません……。
すると、他のベッドのママの対応が終わったらしい助産師さんが、ツカツカと私のベッドに近寄ってきて「それ本気で言ってます?」と夫へにっこり。「出産は全治2カ月の交通事故と同じくらいダメージが大きいんです。パパになるのに、まさか奥さんに家事をすべて押しつけようとしてませんよね〜?」と夫に言ったのです。
口調こそ柔らかいものの、助産師さんから底知れぬ怒りを感じた夫はタジタジ。私たちの会話を聞いていたらしい同室のママたちにも睨みつけられて、気まずくなった夫は「じょ、冗談だから!」と言って、病室から撤退したのでした。
退院後、育児を積極的にしようとはしない夫でしたが、部屋の掃除だけは自らするようになりました。他人からの言葉はときに、人の心を大きく動かすのだなと学んだ出来事です。
著者:松下芽生/20代・ライター。2歳と6歳の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、お菓子を食べながらゆっくりとネットショッピングをするのが至福の時間。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています