「……ん?」
すべり台で遊んでいる夫と娘の姿を見ていた由美さんは、うしろにいる親子の動きが気になっていました。娘よりも大きい子が、今にもすべり出しそうです。しかし、夫がその親子を気にする様子はなく、娘の撮影に夢中……。
そのとき、気にしていた子どもがすべる体勢に入っているのを目にした由美さん。すべっていく先には夫と娘がいるため、慌てて「パパ! うしろの子すべりそう!」と夫を呼びますが、撮影に夢中の夫は気づきません。
「聖也!」
由美さんがさらに大声で夫の名前を呼んだところ、「ん?」と、ようやく夫が反応してくれたので、「うしろ来てる!」と必死に伝えました。そこで、夫はやっと娘に危険が迫っていることに気づいたのでした……。
ちゃんと見ていてくれないと困る!








「しゅーーーーっ!」元気よくすべり降りてきた男の子。夫がギリギリのタイミングで娘を抱き上げたので、娘と衝突することはありませんでした。
「あっ、すいませんでした。大丈夫すか?」
そう言って男の子のパパが謝ってくれましたが、夫は怒り心頭。
「いや、大丈夫じゃないですよ! ちゃんと見ておいてくださいよ!」
夫は声を荒らげ「お子さん大きいですよね? すべり終わるまですべるなって教えてないんですか!?」と、感情に任せて男の子のパパを責めます。
すると、相手は舌打ちをしてから「すんませ~ん」と誠意のこもっていない謝罪をして、そそくさと息子を連れて帰って行ったのです。
パパの態度にイラッと来た夫と由美さんは、「何あの親子!」とイライラを共有し合うのでした。
◇ ◇ ◇
公園のように親子がたくさん集まる場所では、少し目を離しただけでも、子ども同士の接触や思わぬけがにつながることがあります。特に年齢や体格の違う子どもが同じ遊具を使う場面では、周囲の大人が子どもの動きに目を配ることが大切です。
今回は幸い、娘はぶつからずに済みましたが、一歩間違えれば危険な場面でした。わが子が危ない目に遭いそうになると、つい強い口調になってしまうこともありますが、まずは子どもの安全を確認し、そのうえで状況を冷静に伝えられるとよいですね。親同士の感情的なやりとりに発展させないためにも、遊具の近くではお互いに目配りを忘れずにいたいものです。
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ミント