生理痛とは違うおなかの痛みを感じ…
私は高校生のころから生理痛がひどく、「生理=生理痛で毎月強く痛むのが当たり前」と思っていました。
25歳のときです。生理中に下っ腹の少し上あたりが痛く感じられ、熱っぽさも感じました。「生理痛とは違うかも……」と思った私は、すぐさま近くの内科クリニックへ駆け込んだのです。
ところが、内科では原因がわからず、「胃腸の不調かもしれない」と、別の胃腸科クリニックを紹介されました。しかし、胃腸科クリニックでも原因がわからず、大きな病院での受診をすすめられ、あれよあれよという間に総合病院へ行くことになりました。
大学病院で原因が判明! なんと私の卵巣は…
検査の結果、ようやく痛みの理由がわかりました。卵巣が9cmまでに膨らんだ、チョコレート嚢胞だと判明したのです! 痛みと発熱は、その膨らんだ部分が少しだけ破裂したために起きたとのこと。できるだけ早く手術して、チョコレート嚢胞を摘出するよう、医師にすすめられました。
胃腸炎のような、薬を飲めば治る病気を予想していた私は、手術が必要な病気であると告げられて、脳内が大パニックに。ひとり暮らしだったので、すぐさま田舎の母に電話して事情を説明しながら、大号泣してしまいました。
でも、母に話したことで気持ちが落ち着いて冷静に考えられるようになり、医師の言葉に従って早めの手術を依頼。そのあと、母も田舎からきてくれて、診断から1カ月後に人生初の手術を受けました。
手術を終えて、医師には「卵巣がここまで大きくなっていたのに、おなかの上からさわってポコッてしているのに気づかなかった?」とビックリされましたが、気にならなかったですし、生理痛は重くて当然という認識でいたので、まさか婦人科系の病気を発症していただなんて思いもしなかったです。
術後2年くらいは薬で生理を起こさない状態にしていましたが、薬を止めたら生理痛も復活。年1回はチョコレート嚢胞の再発の有無を確認するため、病院に通っています。生理痛がひどいときは我慢せず、婦人科で診てもらうという意識づけができました。
※これは実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:たなか りり/女性
イラスト:アゲちゃん
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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