感動の瞬間がまさかのクイズ大会に!?
性別が判明する健診の日、私は先生に「夫と一緒に知りたいので、今ここでは言わないでください! 紙に書いて渡してもらえますか?」とお願いしました。先生は「いいですよ」と快諾。私はおなかの子の性別が書かれた紙を大事にお財布にしまい、ルンルン気分で帰宅しました。
その夜、夫が帰宅。「今回は二人で同時に知れるんだな!」と夫も気合十分です。私たちはテーブルを囲み、深呼吸をして「せーの……!」と、意気揚々とその紙を開きました。
そこにあったのは、力強く書かれた一文字。「M」だったのです。二人で一瞬固まりました。
「M……? Mってことは、Man(男性)のM? 男の子だ!」。一度は歓喜に沸いたものの、夫が突如、紙をじーっと見つめてこう言い出しました。
「……待って。これ、ひっくり返したら『W』にも見えない?」
「えっ、W……? Woman(女性)のW? ってことは女の子なの?」
一度そう見えると、もうWにしか思えません。
「どっちから見るのが正解!? 先生、なんでアルファベットで書いちゃったの?」
感動の涙を流すはずの夜は、まさかのアルファベットの意味を考えるクイズ大会へと変貌してしまったのです。
結局、モヤモヤに耐えきれず、翌朝一番に病院へ電話して確認する羽目になりました。結果は男の子だと判明。あとから冷静に考えれば、生物学的な性別の男性を意味する「Male」の頭文字(女性の場合は「Female」)だったのですが、当時の私たちにはその表記がまったくピンとこず、とっさには解けない難解なクイズになってしまいました。
「先生、そこは誰にでもわかるように『男』か『女』って書いてください!」と心の中で叫んだ、忘れられない出来事となりました。あの夜の“MかWか論争”は、今ではわが家の鉄板ネタとして笑い話になっています。
著者:高山遥/30代女性。2022年生まれの娘、2025年生まれの息子、夫の4人暮らし。看護師をしており、現在育休取得中。趣味は、ジュエリー集め、ショッピング。投資の勉強を始めた。
イラスト:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)