「ただの甘えですよ」職場の後輩からの謎のマウントに唖然→同僚が反論すると涙目で…!?

長男を妊娠し、妊娠8カ月に入ったころの話です。おなかが大きくなるにつれて張りやすくなり、少しの移動で息切れしてしまうこともあった私。当時37歳で高齢出産ということもあり、産婦人科で張り止めの薬を処方してもらいながら、先生に許可を得て仕事を続けていました。そんな私をいつも助けてくれる30代前半の後輩Aは、若くして出産し、2歳と5歳の子どもを育てています。
職場ではスーツ姿でハイヒールを履いている女性が半分ほどいて、Aもその1人。ハイヒールを履いて自転車を漕ぎ、子どもを保育園に送ってから出勤しています。一方の私は、妊娠中も妊娠前もフラットシューズを愛用していました。かっこよくスーツを着こなし、ハイヒールで通勤してくるAに対して「子育てと仕事を両立していてすごいな」と素直に尊敬していたのですが……。
ある日、同年代の同僚Bと妊娠中の体型の変化について話していました。Bは育休から復帰したばかりで「そろそろダイエットを始めようかな」と言います。そんなBは私と同じくいつもフラットシューズ。そのとき、視線を感じて振り返るとAがじっとこちらを見ていました。そして、「ちょっと先輩! 何ですかその靴! ヒール履かないと!」、「先輩たち、ご存じですか? 女性ってヒールを履かないと体型が崩れてくるんですよ。2人とも女性ならそういう努力もしないと! 」と言うのです。Aの言葉は一見アドバイスのようでしたが、その目は笑っておらず、どこか私たちを見下すような鋭さがありました。
Bは、顔を真っ赤にして明らかに怒っています。私も驚き「妊娠中は転んだら危ないし、ヒールは履けないよ」と言うと、「私は妊娠中でも『女』を捨てずに頑張っていましたよ。そんなのただの甘えですよ」とムキになって言い返してくるのです。この「甘え」という言葉で、Aの目的が助言ではなく、マウントであるとはっきりしました。これにBが激怒。「私たちはAと違って高齢出産なんだよ! 赤ちゃんを守るのに必死なの! 体型が崩れたって赤ちゃんと自分の体の安全をとるよ! だいたい根拠はなんなの!? 」と言ったのです。
するとAは目に涙をためて「SNSで、私と同い年で子どももいるモデルがそう言っていたんですよ!」なんて言うので、私は呆れ顔。Bも深いため息を吐き、その場には沈黙が流れました。命を守る話をしているときに、「女としての優越感」を守るために、あまりに幼い根拠を持ち出した自分に、A自身もはたと気づいたようでした。
Aは「ごめんなさい、ムキになって。私、早くに子どもを産んで、先輩たちみたいにキャリアをまだ築けてない。せめて『女』としてだけは、お二人に勝ちたかったんです」と言うのです。Aは若くして出産したことで、仕事で遅れをとっているという焦りを、外見の「努力」で埋め合わせようとしていたのでした。私とBは驚きながらも、彼女の必死さを理解し、謝罪を受け入れました。その後Aはキャリアアップを目指して、仕事に邁進しているようです。
他人に対して、うらやましい気持ちや嫉妬心を持つことも時としてあると思います。しかし、それは相手にぶつけるものではなく、自分の中で消化すべき感情ではないかと私は思います。とりわけ、妊娠中や産後の体形など、デリケートな部分でマウントをとることはすべきではないと思います。他人をうらやましく思うことがあっても、見えないところで努力や苦労をしているのかもしれません。自分の思いだけで突発的に発言してしまわないよう、私も気をつけようと思った出来事です。
監修:助産師/関根直子
著者:木村凛/30代・ライター。4歳と1歳の兄妹を育てる転勤族ママ。繊細な長男と怖いもの知らずな娘の対応に追われる毎日。子どもを寝かせて自分磨きの時間も大事にしている。
イラスト:fukafuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
◇ ◇ ◇
後輩に悪気はなかったのかもしれませんが、決めつけの発言は誤解を招きやすいため、注意したいですね。妊娠中はおなかが大きくなることで重心が変わり、バランスを崩しやすくなります。そのため転倒のリスクも高まるため、高いヒールやピンヒールは避けるのが安心です。どうしても履く場合は、安定感のある3cm以下のヒールを選びましょう。長時間歩く日や体調に不安があるときは、フラットシューズやスニーカーがおすすめです。
続いてご紹介するのは、妊娠中のつわりにまつわるエピソードです。つわりがひどく、出勤が難しい日が続いていると上司が……!?
つわりで仕事を休むたび上司がため息…落ち込む私を救った先輩ママたちの対応とは?

第1子の妊娠初期、つわりが非常に重かった私。特にめまいがひどくて、立ち上がれない日々が半年ほど続きました。仕事に行けない状態が続き、毎朝ふらふらになりながら職場へ謝罪の電話をかけていましたが、課長から返ってくるのは露骨なため息や嫌味ばかりでした。そのたびに「自分は何をしているのだろう」と自分を責める気持ちが強くなり、つわりが落ち着くまで毎日泣いて過ごしていました。
そんなある日、職場の先輩ママたちが揃って課長のもとへ行き、私への態度や職場としての対応について強く抗議してくれたと聞きました。「甘えているわけじゃない」「あの対応はおかしい」とはっきり言ってくれたのです。
その話を知った瞬間、初めて「自分は間違っていなかったのだ」と思え、心が救われました。確かに職場に迷惑をかけてしまっていることは申し訳ないと思っていますが、ずっと嫌味を言われ続けてつらかったので、味方がいると知るだけで、これほど気持ちが変わるのだと実感できてよかったです。
この経験から、つらさを一人で抱え込む必要はないことを学びました。妊娠による体調不良は努力不足ではなく、誰にでも起こり得ることだと思います。理不尽な扱いを受けたとき、自分を責めるよりも、周囲の理解や支えに目を向けることで心が救われるのだと感じました。周りの連帯や理解が、追い詰められた心を立て直す大きな力になる……。そう強く実感した出来事でした。
著者:御手洗 さなえ/30代女性・会社員/結婚8年目の2児の母。毎日やることが多すぎてオーバーヒート気味。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
◇ ◇ ◇
つわりの症状には個人差があり、周囲に理解してもらうのが難しいこともありますよね。毎回、会社に欠勤の連絡を入れるのもつらかったことと思いますが、先輩ママたちの温かい気持ちに救われましたね。
いかがでしたか? 今回は、妊娠中にまつわるエピソードをご紹介しました。妊娠中は、つわりや体調不良によって思うように体が動かないこともあります。仕事をしていると、職場に相談しづらいと感じる場面もあるかもしれませんが、頼れる先輩や同僚がいると心強いものです。周囲のサポートを上手に受けながら、無理のない妊娠期間を過ごしていきたいですね。