紳士的なソムリエにときめいた私
22歳のとき、私は料理人として働いていました。ある日、新しい男性がお店に入ってきました。彼は長年経験を積んだソムリエ。
一緒に働いてみると、彼は料理人に対してリスペクトを持っており、料理人の中でも下っ端である私にもやさしく接してくれました。紳士的でとにかく大人!!な姿が好印象でしたが、そんな中でも意外とお茶目な部分もあり……。私は、そんな彼の人柄にどんどん惹かれていきました。
勇気を出して告白するも…曖昧な返事が
そんな中、彼が退職することを知りました。彼への好きな気持ちを秘めていた私は焦り、「思い出作りに!」と言って彼を食事に誘いました。
そしてカフェで思い切って彼に告白!好きだと自分の気持ちを伝えました。
すると彼は、困った顔で「僕が10歳若かったらなぁ」とぽつり。
あぁ……フラれた。20歳も年齢が下の私なんて、やっぱり彼の眼中になかったのだ。そう思った私。落ち込む気持ちを隠して、一度冷静になろうとお手洗いに立ちました。
今まで出会った異性の中で、一番好きだと思えた彼。大人で謙虚で……決してイケメンではないけれどカッコいい。でも、年齢が20歳も違う。そう頭の中でぐるぐるとしていると、ハッとしました。
彼は「僕が10歳若かったら」と言いました。
「ん……? 若かったら?……ってことは、嫌われているわけではないということ!?」
彼の曖昧な返事に、まだ希望を捨てずに「好きじゃない」「付き合えない」と言われるまで、諦めずにアタックしてみようと思ったのです。
「結婚を前提にお付き合いしたいんです」
私はわずかな希望を胸に席へ戻りました。このまま終わらせたら、絶対に後悔すると思いました。
そして、その後の会話の中で、私は何度も何度も自分の想いを伝え続けました。
「結婚を前提にお付き合いしたいです」「あなたがどうなっても、支えていく覚悟があります!」
そう言うと……。彼は「そこまで言ってくれるなら、よろしくお願いします」と言ってくれたのです。
あの日、勇気を出して告白していなかったら今の私はいなかったかもしれません。あれから10年、私たちは今、夫婦として暮らしています。
夫は、私から告白を受けた際、20歳も年下の私とは「付き合うなんておこがましい」と思っていたようです。私の告白は「単なる遊びくらいの認識じゃないか」と。でも、結婚を前提に、将来を支えていくという言葉で、私の本気をわかってくれたようでした。
ふとした日常の中で、今でもたまに「あのとき、OKしてくれてありがとう」「告白してくれてありがとう」と言い合うときがあります。これからもあの日の気持ちを忘れずに、変わらない感謝と一緒に、夫と歩んでいきたいです。
著者:加藤奈恵/30代女性・東京都在住。夫と子どもの3人で暮らしている。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!