ウソを重ねていた夫へのやりきれなさ

結婚してから30年間、夫は「低血圧だから朝が苦手なんだ」と言っていました。その言葉を信じて、早起きができなくても責めることはありませんでした。私の中では、夫の言葉を信じるのは当たり前のことになっていたのです。
ある日、夫に手術が必要になり、病院で検査を受けました。すると血圧計の数値は「210」。最高血圧(収縮期)が210mmHgに達しており、医師からは即時対応が必要と言われました。夫がずっと言っていた「低血圧」は事実ではなかったのです。私は混乱してしまいました。
そのとき、もう一つの事実もわかりました。禁煙したと言っていたのに、ずっと隠れてたばこを吸っていたのです。小さなことのように思えても、長年信じてきたものが揺らいだ瞬間でした。
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信頼は、積み重ねるよりも壊れるほうが早いのだと痛感しました。長い年月を一緒に過ごしても、ウソが一つ混ざるだけで全部が揺らいでしまうこともあると思います。この出来事から、夫を信じ続けてきた自分への悔しさが残りました。
著者:間々田和子/60代女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
妻の妊娠中もやめられない夫のたばこ

「妊娠したらたばこをやめる」と約束してくれたのに、いざ妊娠すると換気扇の下で吸う夫。そのたびに「またか」と思いつつも、どこか諦めのような気持ちで見ていました。「部屋の外に出てて」と言われ、その場を離れるしかなく、少し寂しさを感じました。
そして出産後、「もうやめる」と言う夫。たしかに家の中では吸わなくなりましたが、屋外で吸っていました。口では「やめたい」と言いつつ、どこか本気ではない様子。私は何も言えず、ただ見守るしかありませんでした。
ある日、夫が息子に言いました。「お前が歩けるようになったらパパ、たばこをやめるわ」。それを聞いた私は思わず、「うん、それは絶対無理だよね」と笑ってしまいました。
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夫の言葉だけでは変化が見えないことに気付きました。責めるより、受動喫煙から子どもを守るために具体的な約束と支援(禁煙外来や家族でのルール作り)を話し合うことが、少しずつ変化を生む一歩だと感じています。
著者:及川りか/30代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
子どもが生まれたら禁煙する?

たばこが好きな人にとっては、きっと落ち着く香りなのかもしれません。ですが、私は喫煙者ではないので、どうしても苦手です。煙のにおいを嗅ぐと気分が悪くなることもあり、できるだけ避けて暮らしてきました。
結婚当初、夫は「子どもが生まれたらたばこはやめるよ」と言ってくれていました。私もその言葉を信じ、安心していました。しかし、いざ子どもが生まれてからも、禁煙はうまくいきませんでした。何度か挑戦してくれたものの、ストレスがたまると吸ってしまうようで、結局やめられないまま今に至ります。
私は副流煙がとても気になります。小さな子どもがいることもあり、夫にもその不安を何度も伝えてきました。けれど、夫はあまり気にしていないようで、家の中では吸わないものの、玄関前でたばこを吸うのが習慣になっています。そのせいか、玄関を開けるたびにたばこのにおいが部屋の中まで入り込み、嫌でも気付いてしまいます。
開き直るように
さらに最近では、喫煙後すぐに子どもを抱き上げることが増えました。たばこのにおいがまだ残っている夫の服や手で子どもを抱っこする姿を見るたびに、胸がざわつきます。
「お願いだから、たばこを吸った後は少し時間を空けてから抱っこして」と伝えましたが、夫はあまり真剣には受け止めてくれません。
先日も勇気を出して「本当にやめてほしい」と伝えたところ、夫は「たばこを吸っていても病気にならない人なんてたくさんいるんだ。結局、病気になるかどうかは運だから」と言いました。
その言葉を聞いた瞬間、私の不安や心配はまったく理解されていないのだと感じ、深いため息が出ました。
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私にとっては、子どもと自分自身の健康に関わる大切な問題です。しかし、夫にとってはただの習慣であり、やめる理由がそこまで強く感じられていないのかもしれません。話をするたびにすれ違いを感じ、どう伝えればわかってもらえるのか悩み続けています。
著者:日野うさぎ/40代女性・会社員
イラスト:マメ美
まとめ
体験談では、妻の妊娠、出産といった大きな節目や自身の健康リスクさえも、ニコチンへの執着を断ち切る決定打にはなりませんでした。ニコチン依存症から抜け出すことの難しさを考えさせられます。せめて、家の中では吸わない、家族を煙にさらさない。やめられないのなら、せめて最低限のマナーを、お互いの信頼の第一歩として守り抜いてほしいと願わずにはいられません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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