

酔ったパパからのしつこい絡み
打ち上げはとてもにぎやかな雰囲気で、子どもたちはカラオケをしたり走り回ったりと、思い思いに楽しんでいました。大人たちも運動会の話題で大いに盛り上がっています。
遅れて到着した夫も、ひと通り子どもたちと遊んだあと、ようやく席について食事を始めました。お酒を飲まない夫は、いつも通りソフトドリンクを手に、周囲の会話に耳を傾けていたのですが……。
そこへ、お酒が進んでかなり酔っていた一人のパパが、夫に「なんで遅れてきたの?」と絡み始めました。仕事で遅れた旨を伝えても、最初は軽い冗談のようだった口調が次第にしつこくなり、何度も同じことを繰り返し問い詰めてくるようになったのです。
妻子を残して…夫の行動に絶句!
夫は最初のうちこそ落ち着いて受け流していましたが、酔ったパパの絡みはなかなか止まりません。周りの人たちも「もうやめなよ」となだめようとしていました。そのとき突然、夫はスッと立ち上がると、何も言わずに荷物をまとめ、そのまま店を出て行ってしまったのです。私と息子をその場に残したまま――。
帰宅後、夫は「あの酔っ払いは誰の親なんだ。あんな親を持つ子どもがかわいそうだ」と吐き捨てました。それを聞いた私は、思わずこう反論しました。
「でも、わが子を置いて先に帰ったあなたもひどいよ。たまたま息子が見ていなかったからよかったけど、あんな帰り方をしたと知ったら、悲しい思いをしたはずだよ」
すると夫はハッとした表情になり、自分の振る舞いを深く反省した様子でした。
もともと夫は、お酒の席や大人数が集まる場所が得意ではありません。今思えば、そのような場に参加させてしまったことも良くなかったのかもしれません。本来なら楽しい思い出になるはずだった打ち上げでしたが、夫の予想外の行動に困惑しつつも、お互いの気持ちを話し合うきっかけとなった出来事でした。
著者:南谷亜子/40代女性。2017年生まれの娘と2020年生まれの息子の母。都内在住。これまでにフィットネス業界での勤務を経験し、現在は子育てをしながらフリーランスとして在宅での仕事にも取り組んでいる。日々の出来事や子育ての中で感じたことを、自分の言葉で残すことを大切にしている。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)