このままでも大丈夫?
私たちは、友だちのように仲の良い夫婦です。ふざけ合ったり、育児について話したり、一緒にドラマを観ながら感想を言い合ったり。そんな何気ない時間を、私は心地よく感じています。
ただ、ふとした瞬間に「夫婦としてこのままでいいのかな」と不安になることがありました。
そこで私は思いきって、「私たちっていわゆるレスだよね。あなたは不満じゃない?」と夫に聞いてみたのです。勇気のいることでしたが、聞かずに悩み続けるほうがつらい気がしたからでした。
すると夫は、私が想像していたのとはまったく違う答えを返してきたのです。
夫の答えは
夫は少し考えてから、「俺は仕事と子どもとの時間で、体力的にも気持ち的にも満たされているよ」と言いました。
さらに、「好きな気持ちは変わっていないよ。でも、付き合っていたころみたいなトキメキとは少し違うかな。長く一緒にいる夫婦って、みんなそんなものじゃない?」と続けました。
私はすぐにはのみ込めず、「うーん……」とあいまいに返しました。すると夫は、「頻繁に関係を持つ夫婦ばかりでもないと思うし、俺たちの今の感じって、ようやく本当の夫婦というか、本当の家族になれた感じがするんだよね」と話してくれたのです。
その言葉を聞いたとき、私は拍子抜けしたような、それでいて胸のつかえが少し晴れたような気持ちになりました。夫にとって「しないこと」は不満の表れではなく、家族として自然に過ごしている結果だったのだと知り、私は少し安心したのです。
私の気持ちにも変化が
夫の言葉を聞いてから、心の中にあったモヤモヤが少しずつほどけていくのを感じました。私はどこかで、「しなくなった=関係が冷めた」と結びつけて考えていたのだと思います。
しかし夫は、日々の暮らしそのものに満たされていました。そして夫の言葉が腑に落ちた私自身も、心のどこかで夫と同じような気持ちを抱いていたのだと思います。
この先もずっと今のままでいいのか、という不安が完全になくなったわけではありません。これから先、また別の寂しさを感じるときが訪れるかもしれません。それでも今の私たちにとっては、今のこの距離感が自然なのだと思えました。夫婦としての形が変わっても、一緒にいる安心感はちゃんと残っています。そう気づけたことは、私の中でとても大きな変化でした。
夫婦の形は、ずっと同じままではいられないのかもしれません。恋人のように触れ合う時期もあれば、家族として落ち着いていく時期もあります。
レスという現状だけを考えると、不安になることもあります。ただ、夫婦の関係はレスという言葉だけでは測れないものです。私たちには私たちなりのペースがあり、それを受け止められたことで、今の関係をそのまま大切にしていこうと思えました。
著者:宮田しほり/30代女性・2019年、2022年生まれの男の子2人を育てるママ。おでかけ情報や女性向けの情報を扱うライターとして活動。自身の経験をもとに、女性の人生が楽しくなるような記事の執筆を心がけている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています。
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