人助けしたら「浮気女!出ていけ」と離婚要求する夫→「出ていくのはそっち」実は真っ黒だった夫の末路

私が第1子を妊娠していた30歳のときのことです。当時は夫と2人暮らし。出産を控え、穏やかに過ごしていました。
しかし、離婚した義姉が、わが家の近くにある義実家に戻ってきたことをきっかけに、状況が変わってしまいました。
義姉の離婚と待ち受ける試練
たまに義実家へ行くと、義姉は虫の居所が悪いのか、私に対して「存在感がない」「どうしてこんな子を嫁にもらったのか不思議〜」と、顔を合わせれば嫌みばかり。
義実家での食事会でも、酔った義母と義姉が私をからかい、夫はそれを止めることもなく黙って見ているだけでした。
義実家が近所にあるため関係を絶つわけにもいかず、私はこれから生まれてくる子どものことを考えて、なんとか我慢していました。
人助けがきっかけで心温まる出会い
ある日、気分転換に近所のショッピングセンターへ出かけたときのことです。帰ろうとした私の前で、ご高齢の男性がふらつき、転びそうになりました。とっさに体を支え、話を聞くと「孫とはぐれてしまった」とのこと。心配だったのでお孫さんが見つかるまで一緒に待つことにしました。
しばらくして無事にお孫さんと合流。お孫さんはスーツの似合うしっかりとした男性で、「祖父がすみません、助かりました」と、お礼に喫茶店でお茶をご馳走してくれました。
そのとき、おじいさんがうれしそうにこう言ったのです。
「この子は自慢の孫なんだ! ◯◯法律事務所で弁護士をしていてな、すごいだろ〜」
お孫さんは「おじいちゃん、そんな大声で恥ずかしいよ」と苦笑いしていましたが、帰り際に「祖父がご迷惑をおかけしました。何かあればご相談くださいね」と、勤務先の名刺を渡してくれました。
夫からの信じられない言葉
帰宅して夕飯の準備をしていると、帰ってきた夫がいきなり怒り出したのです。
「お前、今日喫茶店で男と楽しそうに話してたな。どういうことだ?」
どうやら夫は、偶然その様子を見ていたようでした。私は人助けのお礼でお茶をしていただけだと説明しましたが、夫はまったく信じてくれません。それどころか義母と義姉を呼び出し、私の浮気を疑って責め立ててきたのです。
さらに夫は、信じがたい言葉を口にしました。
「お前のそのおなかの子、今日一緒にいた男との子なんじゃないか? 本当に俺の子なのか?」
臨月の妻に向かって耳を疑う最低な発言。義母たちもここぞとばかりに「慰謝料を請求する」「出ていく準備をしなさい」と騒ぎ立て、勝ち誇った様子で、夫を連れて義実家へと帰っていきました。
昼間に出会った弁護士さんに相談
あまりに理不尽な言いがかりに困り果てた私は、財布に入れた名刺の存在を思い出しました。
藁にもすがる思いで名刺の番号に電話をかけ、昼間に出会った男性に取り次いでもらいました。事情を話すと、彼は驚きながらも、とても誠実に対応してくれました。
「僕らのせいで疑われてしまったようで申し訳ありません。僕が当日の証人になります」そう言ってくれた後、彼は少し声を潜めてこう続けました。
「それにしても……そこまで奥さんを責め立てて、すぐに離婚や退去を迫るというのは、ちょっと違和感がありますね。まるで、別れる口実を探していたかのような……」
さすがはプロです。私の感じていた違和感を、彼は的確に指摘しました。
「実は僕、離婚問題をメインに扱っているんです。徹底的に戦いましょう」
アドバイス通りに夫の身辺調査をおこなうと、案の定、夫は真っ黒。なんと5年も前から、会社の部下の女性と不倫関係にあったのです。調査報告書には、言い逃れできない決定的な証拠がそろっていました。
夫の勘違いを正し、反撃開始
数週間後、夫と義母、義姉が再びやってきて、離婚届と慰謝料の請求書を突きつけてきました。
「不倫女はさっさと出ていけ! この家は俺たちが引き取ってやる」
夫はそう言って、さも自分が家主であるかのように振る舞いました。
「……引き取る? 何を言っているの?」私が聞き返すと、夫は「はあ?」とあきれたように鼻で笑いました。
「夫婦なんだから、家の権利だって半分は俺のもんだろ。お前が出ていくなら、当然この家は俺のものになるんだよ」
どうやら夫は大きな勘違いをしているようだったので、私は冷静に真実を告げました。
「あのね、この家は私が結婚する前に祖父から譲り受けたものだよ?」
「は? だから何だよ。夫婦で住んでいるんだから、夫婦のものだろ」
「この家はあなたと築いた財産じゃないから、私の特有財産なの! たとえ夫婦でも、あなたには1ミリも権利がないのよ」
「えっ……?」
「だから、出ていくのはあなたのほうです」
自信満々だった夫の顔から、みるみる血の気が引いていきました。
証拠を突きつけ、こちらから離婚要求
あぜんとする彼らに、私は畳み掛けました。
「それから……、あなたこそ5年前から不倫していますよね?」
私がテーブルの上に、調査で入手した証拠写真を並べると、顔面蒼白になり、言葉を失う夫。
「不倫相手は、取引先の重役の娘さんですよね? 弁護士を通じて、彼女のご実家に内容証明郵便を送らせていただきました」
相手が実家暮らしだったため、親御さんの目にも触れることになるでしょう。
「お義母さんとお義姉さん。あなたたちが頼りにしている息子さんは、これから慰謝料と養育費の支払いに追われますし、住む場所も失います。私を追い出してこの家に住む計画だったようですが、残念でしたね」
そう伝えると、あんなに威勢のよかった義母と義姉は顔を見合わせ、真っ青になって黙り込んでしまいました。
その後、弁護士さんに代理人になってもらい、こちらに有利な条件で離婚が成立しました。夫は不倫が相手の親にバレてしまい、取引先との関係悪化を恐れ、会社にいづらくなって自ら退職したそうです。多額の慰謝料と養育費を抱え、今は昼夜アルバイトをしていると共通の知人から聞きました。
また、私は家を売却することにしました。夫との嫌な思い出がある家に住み続けるのも嫌でしたし、何より義実家が近所にある状況では安心して子育てができないと思ったからです。祖父には申し訳ないと思いましたが、事情を墓前で報告し、心機一転、新しい土地へ引っ越しました。
無事に出産を終えた私は今、娘と2人で穏やかに暮らしています。あのとき、おじいさんを助けていなければ、名刺をもらっていなければ、私は泣き寝入りしていたかもしれません。偶然の出会いと、おじいさんの孫自慢に救われた、忘れられない出来事です。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
続いては、長年の不妊治療の末にようやく待望の赤ちゃんを授かったにもかかわらず……突然、夫が手のひらを返したように冷たくなったというエピソードです。
出産に立ち会わないばかりか、『若いママのほうがいい』と身勝手な理由で離婚を要求してきた夫。その裏に隠されていた、妻もよく知る人物との不倫……。そんな最低な夫に、妻が仕かけた反撃とは?
「高齢ママって浮くだろ?」急に出産に後ろ向きになる夫→内緒で若い女性と子作り「若いママ最高!」

「産休取るって本当ですか? まさかとは思いましたけど……その年で妊娠したんですね?」
職場の後輩が、休憩スペースで私にそう言ったときの、あの薄ら笑いは今でも忘れられません。
私は45歳。何年も不妊治療を続け、ようやく授かった赤ちゃんでした。決して若くないのは自分が一番よくわかっています。だからこそ早めに産休や在宅勤務の申請をしました。
後輩は「私みたいな20代なら育児も余裕なんですけどね〜。45歳って、抱っこで腰いっちゃいそうですよね」と、冗談のようでいてトゲだらけの言葉を重ねます。私への“高齢出産いじり”は育児休暇に入るまで続きました。
ある夜のこと。「しばらく在宅勤務に切り替えてもらえたの。『母体優先で』って言ってもらえて、助かったよ」私はその日の出来事を夫に伝えました。
不妊治療中「一緒に頑張ろう」「親に孫を見せたい」と繰り返していた夫は、子どもが生まれることを心から喜んでくれるものだと思い込んでいました。しかし返ってきたのは、意外な言葉……。
「子どもって、本当に産まなきゃいけないのかな」
何を言われているのか、すぐには理解できませんでした。頭では意味がわかっているのに、気持ちが追いつかず、言葉が出なかったのです。
これが夫の本音?
耳を疑うような言葉に、思わず「どういう意味?」と問い詰めると、夫は言葉を濁しながら続けました。
「周りのママって、みんなもっと若いだろ。うちの職場で子どもがいる同僚も、奥さんは20代とか30代前半とかでさ。どうしても比べちゃうっていうか……。45歳のママって、正直浮くよな……」
「じゃあ、『浮くからやめよう』って言いたいの? 何年も一緒に不妊治療してきて、ようやく授かった子なのに?」気づけば、声が震えていました。
「親に孫を見せたい」というのは夫の熱い希望でした。もちろん自分たちの子どもが欲しいという気持ちが一番ですが、夫の思いを胸に、つらい治療を頑張ってきたのです。それなのに今さら年齢のことを持ち出すなんて、どういうつもりなのでしょう。
問い詰める私に、夫は「ごめん……」と小さくつぶやくだけ。このときの私は、『きっと戸惑っているだけ』『時間がたてば父親としての覚悟もできるはず』と、自分に言い聞かせるしかありませんでした。
立ち会い出産をドタキャン!?
そして迎えた出産当日。お産は想像以上につらく、何度も気を失いそうになりました。立ち会い出産をする予定だった夫はまだ連絡がつきません。夫不在のまま、元気な女の子が生まれました。
何度電話をかけてもつながらず。送ったメッセージも既読がつきません。ようやく返信が来たのは出産から数時間後のことでした。
「ごめん」という夫。その声を聞いて胸がざわつきました。
娘の誕生を喜ぶ前に、夫から送られてきたのは「離婚してくれないか?」というひと言。娘が生まれ、人生最大の幸せを味わっていたはずなのに、一気にどん底に落とされました。
理由を尋ねると「お前の子を育てる覚悟がない。正直に言うと、年下の彼女がいてさ。彼女も妊娠したんだ。俺はその子と一緒に生きていきたい」とまさかの展開に……。
涙で目の前がにじんで、画面の文字がはっきり見えませんでした。
夫はさらに追いうちをかけてきました。「年齢のことが引っかかってる。世間の目もあるし、父親として一緒にやっていく自信がないんだ」最低な言葉でした。でも、それがこの人の本音なんだと、ようやくはっきりわかった瞬間でもありました。
夫の浮気相手の正体
その数日後、高齢出産いじりをしていた後輩から連絡がありました。
「ご出産おめでとうございます〜♡ 45歳での出産、すごいですね!」
しかし出産したことはまだ会社に報告してはいません。なぜ彼女が知っているのでしょうか。私が尋ねると……。
「彼から聞いたんですよ〜。今、たまたま一緒にいるので♡ あ、言ってませんでしたっけ? 先輩の旦那さんの彼女って私なんです」
「いつからなの?」「どうして私の夫と?」「あなたは、私の不妊治療のことも知っていたよね?」と問い詰めるように打ち込むと、後輩は悪びれもせず続けました。
「45歳で妊娠なんて、どんな旦那さんなのか興味が湧いちゃって。近付いてみたら想像以上にイケメンで……♡ 彼『大きくなっていくおなかを見るだけで幸せ』って、毎日私に言ってくれるんですよ〜」
そのメッセージにはマタニティフォトが添えられていました。その写真に写った夫は、私には一度も見せたことのないような顔でほほ笑んでいます。
後輩との会話から、夫は「高齢ママである私」を、どこか恥ずかしい存在として扱っていたのだと気づきました。「私とおなかの子のためにも、早く決着をつけてもらえませんか?」と言う後輩の言葉に、私は小さく頷きました。
夫との離婚
「離婚には応じます。ただ、あなたと夫、それぞれに責任は取ってもらいます」
後輩にそこまで言われて、私は不思議と冷静になっていました。怒りや悲しみよりも、静かな諦めの感情が、ゆっくりと胸の底から湧き上がってきていたのです。
実は、妊娠がわかった少し後から、私は夫に対して不信感を抱いていました。夫は「年齢がネック」「周りに迷惑かもしれない」と、何度も口にするようになったからです。あんなに楽しみにしていた妊娠だったのに、胎動や大きくなるおなかを気にしたことすらありませんでした。
私は、まだ動けるうちにと思い、最悪のケースを想定して準備を進めていました。調べられることは調べ、必要な証拠も押さえています。今回のやり取りも、すべて記録に残しています。
後輩は「ちょっと待ってくださいよ! 私、妊婦なんですよ!? 責任って慰謝料とか? 無理に決まってるじゃないですか!」と焦った様子。
「妊娠しているかどうかは関係ない。既婚者と関係を持ったことの責任を取ってちょうだい。条件は弁護士を通して決めます。夫にも同じように請求しますし、子どものことは養育費も含めて書面で取り決めます」とだけ返信して、私はスマホを置きました。
夫の末路
それから年月がたち、娘が小学校にあがったころ、元夫からメッセージが届きました。久しぶりに私たちに会いたいとのこと。
話を聞くと、元夫は今の家庭で苦労している様子でした。今は奥さんになっている後輩は、子どものしつけにはゆるい一方で熱烈な教育ママになっているそう。子どもは勉強のストレスで荒れていると言います。
夫婦で子育ての方針を話し合っても平行線、子どもにどう接していいのかわからなくなっている様子。あいさつをしっかりし、場所をわきまえて過ごしている私の娘を見て、元夫はため息をつきました。
きっと元夫は私たちの生活を見て「理想的だった」と都合よく美化しているのでしょう。現実に向き合うのではなく、過去に逃げ込もうとしているだけでした。
案の定、元夫は最後に「やり直せないかな」と言いました。もちろんそんなつもりはありません。自分で選んだ人生です。子どものためにもしっかり向き合ってほしいと思っています。
◇ ◇ ◇
子どもを授かるタイミングは人それぞれです。大切なのは「何歳で産むか」ではなく、「どう向き合い、どう育てていくか」。周囲の価値観に振り回されず、自分と子どもにとって何が大切かを考えることの大切さを、改めて考えさせられますね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
妊娠や出産という、女性にとって心身ともに最も負担の大きい時期に裏切り行為を働いた夫たち。自分の保身や目先の欲求を優先し、一番守るべき家族を傷つけた代償は、彼らのその後の人生を大きく狂わせる結果となりました。
絶望的な状況に直面しても、泣き寝入りするのではなく、冷静に証拠を集めて反撃に転じた妻たちの姿には、母としての強い覚悟を感じます。相手の不誠実な態度に振り回されて自分をすり減らすのではなく、冷酷に事実を見極め、行動を起こすこと。もしものときは、自分の尊厳と子どもの未来を守るために、感情に流されずしたたかな選択ができる強さを持ち合わせておきたいですね。