3カ月続いた出血と限界の毎日
いつものように始まった生理。通常通りの周期で終わると思っていましたが、なかなか出血が止まらず、いつの間にか3カ月が経過していました。夜用ナプキンやタンポンを使っても1時間もたないことがあり、仕事中も常に漏れがないか気になって落ち着きません。
忙しさを理由に病院へ行かず、「そのうち治まるはず」と自分に言い聞かせながら、だましだまし過ごしていました。
貧血がつらくなり検査へ、頭をよぎった最悪の事態
ところが、ある日から貧血がつらくなり、立ちくらみや息切れも出てきました。さすがに不安になって受診すると、医師から「子宮がんなどの可能性も含めて調べる必要がある」と言われ、血液検査と組織検査をすることに。
万が一に備えて、「墓まで用意しよう」と思いつめるほど、気持ちは追い込まれていました。
告げられた診断は、予想外のものだった
検査結果を聞く日まで、私はずっと落ち着きませんでした。そんな中、医師から告げられた診断は、まさかの「栄養失調(えいようしっちょう/必要な栄養が不足した状態)」でした。
忙しさで食事を抜いたり、適当に済ませたりする日が続いていたことが原因の一つになっていたようです。大病を想像していたこともあり、拍子抜けしましたが、同時に「体はちゃんとサインを出していたのに」と反省しました。
まとめ
忙しいと、つい食事も受診も後回しにしがちです。でも今回、止まらない出血というはっきりとした症状が出ていたのに、無理を重ねてしまいました。何かおかしいと思ったら早めに医師に相談し、日々の食事も含めて自分の体を大事にしようと心に決めた出来事でした。
医師による解説:長引く生理は病気が隠れている可能性も
長引く出血を「忙しいから」と放置していませんか? そこには病気や栄養不足のサインが隠れていることも。見逃してはいけない体からのSOSを詳しく解説します。
「3カ月続く出血」は体が発する緊急サイン
通常、生理は3〜7日で終わるものです。数週間、ましてや3カ月も出血が続く場合は、ホルモンバランスの極端な乱れだけでなく、子宮筋腫(子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、経血量が増える原因となる病気)や子宮内膜症(本来は子宮の内側にある組織が、別の場所で増殖して強い痛みや癒着を引き起こす病気)、あるいは子宮がん(子宮の入り口や内部にできる悪性の腫瘍で、不正出血が主なサインとなり、早期の発見と治療が極めて重要な病気)といった病気が隠れている可能性があります。「そのうち止まるだろう」という自己判断は非常に危険です。
異常を感じたら「すぐ」受診を
仕事や育児で忙しいと受診を後回しにしがちですが、早期発見・早期治療ができれば、今回のような極度の貧血や精神的な追い込みを防ぐことができます。少しでも「いつもと違う」と感じたら、迷わず婦人科を受診してください。
「夜用が1時間もたない」のは過多月経
ナプキンが1時間もたないほどの出血は、医学的に「過多月経」と呼ばれます。これにより鉄欠乏性貧血が進むと、心臓への負担が増し、強い立ちくらみや息切れといった症状を引き起こします。貧血が悪化すると、子宮の収縮力も弱まり、さらに出血が止まりにくくなるという負のループに陥ります。
栄養不足と生理の密接な関係
今回の診断である「栄養失調」は、多忙やストレスによる栄養の偏りが、脳の視床下部(ホルモン分泌の司令塔)にダメージを与えた結果と考えられます。「食べることは、血を作ること」であり、ホルモンを正常に働かせる土台です。食生活の乱れは、生理という目に見える形でサインとして現れます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
著者:本間朋乃/40代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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