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店員「困ります」え?娘の小さな歌声が!?→モヤモヤしつつも周囲の視線が気になり、そそくさと会計に向かった結果

娘を連れて、カフェへランチに出かけたときのことです。席に着いて一息ついたころ、娘が小さな声で鼻歌を口ずさんだ瞬間、店員さんが駆け寄ってきて「困ります」と告げられたのです。周りの視線に耐えきれず、モヤモヤしつつも逃げるように会計へ向かった私を待っていたのは、思いがけない出来事でした……。

 

「退店をお願いすることになります」と言われそそくさと会計へ

お店に入った瞬間から、少し様子が違いました。娘が眠そうにぐずり始めると、ホールスタッフの方が「他のお客さまの静かな時間を妨げないよう、徹底して注意してください」と厳しい口調で声をかけてきたのです。小さな子連れで外食するなら、周りへの配慮が必要なのは当然です。それでも、席に着く前からここまで強く念を押されたのは初めてで、思わず身構えてしまいました。

 

ようやく席に着き、料理を注文して一息ついたころ。娘が小さな声で歌を口ずさみ始めました。周りの人に申し訳ないとドキドキしつつ、でも鼻歌程度の音量で話し声より小さい程度だったので大丈夫かな?と思っていたのですが……。先ほどの店員さんがすぐにテーブルまでやってきて「困ります、退店をお願いすることになりますよ」と告げたのです。

 

 

私は慌てて娘の口元に手をあて、「しー、静かにしようね」と小声でなだめました。周りのお客さんの視線も気になって、顔から火が出そうでした。せっかく運ばれてきた料理も、何を食べているのかよくわからないまま口に運ぶような状態で、「早く出よう」とそれしか考えられませんでした。

 

気まずい思いを抱えたまま出口へ向かい、会計を済ませようとしていたときのことです。お店の奥から別のスタッフの方が出てきて、娘にこう声をかけてくれました。

 

「お歌好きなの?上手だったね。また聞かせてね」

 

娘に向かって小さく手を振りながら、やさしく微笑んでくれています。その姿を見た瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと軽くなるのを感じました。最初の店員さんの言葉で「すごく迷惑をかけている」と思い詰めていた私は、救われたような気持ちになったのです。

 

子連れでの外出は気を張ってばかりで、親の心はちょっとした温かい言葉に本当に救われるのだと実感しました。子どもが周囲に迷惑をかけないように気を配りつつ、私もこれからは、街で頑張っているママやパパを見かけたら、さりげないやさしさを向けられる人でありたいと思っています。

 

著者:鈴木加代/20代女性/3歳の娘を育てている母。会社員。おいしいコーヒー豆を探すのが趣味

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

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