お正月に親戚の自宅へ
毎年お正月には、親戚みんなで集まって、にぎやかに食事をしながら過ごしていました。その日も私は母と妹と一緒に親戚の家へ行き、楽しくおしゃべりをしながら、大人たちが食事の準備をするのを待っていました。
当時の私は小学6年生。いつもと変わらない、毎年恒例のお正月でした。ところが、予想もしていなかった出来事が起こったのです。
トイレに行くと経血が
何気なくトイレに行くと、下着に経血がついていました。おなかが痛かったわけでもなく、突然のことで驚いてしまい、「何か体に異変が起きたのかも」と不安になり、その場で固まってしまったのを覚えています。
生理については学校で習っていましたし、友だちの中にもすでに始まっている子もいました。ただ、そのときの私は動揺が大きく、すぐには生理だと思い至りませんでした。しばらくは下着を見つめたまま、どうしていいかわからなかったです。
経血の量は少なかったと思いますが、下着に経血がついているという状況そのものが非日常で、気持ちが追いつきませんでした。
初めてのナプキンと母の対応
「どうしよう、怖い」と思う一方で、母には伝えたほうがいいと感じ、意を決してトイレから出ました。そして私は、「お母さん、パンツに血がついてる!」と大きな声で伝えたのです。
すると母は、まわりに聞こえないように「ああ」とだけ小さく返し、私にトイレへ戻るよう促しました。私がドキドキしながら待っていると、母はナプキンを持ってきてくれ、その場でつけ方を教えてくれました。
そのときになってようやく、「自分にも生理がきたんだ」と実感が湧いた気がします。必要以上に騒がず、私の気持ちに配慮しながら落ち着いて対応してくれた母には、今でも感謝しています。
初めての生理が、いつ、どこで始まるかは予想できません。私の場合は親戚が集まるお正月の場だったこともあり、とても戸惑いましたが、母が冷静に対応してくれたおかげで、少しずつ落ち着くことができました。
この経験があったからこそ、今は母として、子どもがいざというときに慌てないよう、早めにナプキンを見せたり、使い方を伝えたりするようにしています。実際、娘は学校で初潮を迎えたそうですが、事前に準備していたこともあり、落ち着いて対応できたようでした。
著者:哀川由香/40代女性・専業主婦で3人の子どもがいる。趣味はカフェ巡り。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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