電車内で異変に気づいた瞬間…
その日は夏の昼過ぎで、車内は強い冷房が効いていました。寒がりの私は、冷えないようにと紺色のひざ丈の上着を羽織って電車に乗っていました。
1時間ほど座って揺られていると、突然、下腹部にじんわりと広がる違和感が。嫌な予感がして心臓が高鳴り、「まさか経血漏れ……?」と頭をよぎりました。
ホッとしたのも束の間
一番気がかりだったのは、経血で座席を汚していないかどうか。周囲の視線を気にしながらそっと確認すると、幸いにもシミは見当たりませんでした。
でも、きっとナプキンからは溢れ、服を汚しているはずです。幸い、おしりまで隠れる、濃い青い色の上着を着ていましたが、着替えは当然持っていません。このまま目的地へ向かうわけにもいかず、頭の中はパニック状態でした。
電車を降りてトイレへ直行!
ひとまず、次の駅で電車を降り、急いでトイレへ。途中でペットボトルの水を買い、個室に駆け込みました。
まずはナプキンを交換し、汚れてしまった部分を水で丁寧に洗いました。完全には落ちませんでしたが、できる範囲で整え、なんとか外に出られる状態に。
幸い時間に余裕があったため、落ち着いて対処できました。さらに夏だったこともあり、洗った部分は思いのほか早く乾き、無事に外出を続けることができたのです。
振り返ると、あの日は、濃い色の上着を着ていたこと、トイレがすぐに使えたこと、夏で乾きやすかったこと、そして時間に余裕があったことと、すべて運がよかったです。どれかひとつ欠けていたら、もっと大変な状況になっていたかもしれません。
それ以来、生理中の外出時にはナプキンはもちろん、替えの下着を持ち歩き、時間にも余裕を持つようにしています。あのときの経験があったからこそ、ほんの少しの準備が大きな安心につながるのだと実感しています。
著者:山本りか/20代女性・大学院生。ひとり暮らし。男性が多い環境で育ったことが、女性としての悩みに向き合うきっかけに。趣味はお菓子作り。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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