その夜、父は咲夜と楽を集めて別居の提案をします。驚く咲夜でしたが、楽はその話を受け入れてしまいます。「前向きな解決策」だと義父だけは満足な様子。こうして、咲夜と楽の「週2日だけ」の夫婦生活が始まりました。
初めは寂しくて仕方なかった別居生活ですが、咲夜の心境に変化が起こり……。
付き合い始めの恋人のような関係に










新しい年が明けたばかりの、静かな夜。
咲夜は友人の牧乃(まきの)に対し、これまで誰にも言えなかった夫・楽との「夫婦のカタチ」を告白し始めました。
父との同居に限界を感じ、父の提案を受け入れ結婚わずか7カ月で「別居」という道を選んだ2人。寂しくなかったわけではないけれど、週末だけ楽が帰ってくるその生活は、咲夜の目には案外うまくいっているように映り始めました。
離れているからこそ募る思い。
付き合いたての恋人のように交わされる日々のメッセージ。週末に帰ってくる楽のために、リクエストを聞いて腕によりをかけて料理を振る舞う時間は、咲夜にとってかけがえのない幸せでした。
父を交えた3人の食卓にも穏やかな空気が流れ、この距離感こそが「正解」だと信じて疑わなかった咲夜。
しかし、幸せな週末が終わり楽が実家へと帰っていくその先には、咲夜の知らない「もう一つの日常」が楽には待っていました。実家で楽を待ち構えていた母親が、険しい表情で息子に問いかけます。
「いつまでこんな生活を続けているの?」
夫婦が納得したはずの「正解」も、家族という枠組みの中ではまた別の波風を生んでしまう。咲夜が手にした穏やかな週末は、そんな危ういバランスの上に成り立っているものでした 。
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咲夜さんと楽さんの「週末婚」という夫婦のカタチ 。離れている時間があるからこそ、お互いを恋人のように新鮮に思い、慈しめる。咲夜さんにとって、この穏やかな距離感は一つの「正解」でした 。
しかし、夫婦が納得していても、周囲の理解が追いつかないことで新たな不協和音が生まれるのもまた、避けては通れない現実です。楽さんの実家で待ち構えていたお義母さんの言葉は、この「理想的な距離」が、実は誰かの我慢や犠牲の上に成り立っていた可能性を突きつけています 。
恋人のような甘い時間は心地よいものですが、それだけで完結しないのが「結婚」という生活の難しさです。「今の幸せ」を守るために何を見て見ぬふりをしてきたのか。一度立ち止まって、夫婦としての本当の自立を考え直すべき時期に来ているのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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フワリー
