息子が入院したにもかかわらず、連絡をしなかった健斗さん。拓斗君は数日で退院したものの、和葉さんは健斗さんに連絡をせず、そのまま行方をくらまします。
健斗さんは友人・信也さんの妻・里音さんから拓斗君の退院を知らされ、必死で2人を捜索。そして里音さんもまた、信也さんに離婚届を突き付けて実家に帰ってしまったのです。
しかし、この期に及んで自分の非を認めようとしない健斗さんと信也さん。
そんな2人を、友人・靖幸さんは
「責任転嫁するなよ! こうなった原因はお前らにあるんだからな!」
「どうして家族が増えたのに、仕事だけしてればいいという考えから抜け出さない!?」
「とっとと離婚しろ! 金だけ払って独身に戻れ!」
と非難するのでした。
結婚歴のない靖幸さんに指図され、腹を立てた健斗さんは……。
ついに判明した妻の居場所









そして、2人を連れて靖幸さんが向かったのは……。











靖幸さんの父親は、家事・育児を母親に任せっきりで家庭を顧みない人でした。
その後、不倫をして家を出て行き、孤独死したそう。靖幸さんは、健斗さんや信也さんの身勝手な言動に自分の父親を重ねていました。
そしてなんと、和葉さんと里音さんを靖幸さんの実家にかくまっていたことが判明したのです。
健斗さんはやっと会えた和葉さんに、退院後、家に戻らなかった理由を尋ねますが、離婚届を渡されてしまいます。突然の事態に激しく動揺し、和葉さんを責める健斗さん。
「専業主婦のくせにどうやって食わせていく気だ!?」
「俺が稼いでやってるおかげで、おまえらは生きていけるんだぞ?」
そんな言葉に、
「心配ご無用! 職場復帰しましたから!」
和葉さんは、離婚に向けてすでに一歩踏み出していたのでした。
▼健斗さんは、ようやく会えた和葉さんに謝罪をするわけでもなく、ここまできて「仕事が忙しかった」と言い訳をします。「専業主婦のくせに」「俺が稼いでやっている」という口ぶりから、靖幸さんの話がまったく響いていないことが分かりますね。
和葉さんは、そんな「頼れない夫」に見切りをつけ、ひとりで拓斗君を育てていく準備を着々と進めていたよう。大切な人を当たり前の存在にしないこと――日々の関わり方こそが、家族の未来を左右するのだと考えさせられる結末でした。
紙屋束実さんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
紙屋束実
