一時帰宅した夫のありえない言動
長男が2歳のときの話です。当時の長男は元気があり余っており、家にいてはお互いストレスが溜まるため、平日はほぼ毎日、公園か子育て支援センターに連れて行っていました。
そして家に帰ってお昼ごはんを食べ、30分ぐらいかけてなんとかお昼寝させ、昼寝の間に晩ごはんの下ごしらえをし、残り時間で私はやっと休憩する、という日々を送っていたのです。リビングのすぐ隣が寝室だったこともあり、私は休憩中、物音で長男を起こしてしまわないよう、気をつけて過ごしていました。
そんなある日、仕事中の夫が忘れ物をしたと取りに帰ってきました。その時点で長男のお昼寝開始からまだ10分ぐらい。夫のドアの開閉音や話し声にヒヤヒヤした私は、「長男が寝たばっかりだから静かにね」と夫に伝えました。
すると夫は寝室に向かったのです。私は「やめて!」と言いましたが、夫は「大丈夫! かわいいなあ」と言い、お昼寝中の長男のほっぺにキス。すると案の定、長男はもぞもぞと動き、起きてしまいました。
それを見て、バツの悪そうな顔をする夫。私は頭にきて「起こしたんなら自分で寝かせてよ!」と怒りましたが、夫は「ごめん、時間がないから行かなきゃ……」と気まずそうに仕事に戻っていきました。結局長男は覚醒して寝られなくなり、私の貴重な休憩時間はなくなってしまったのでした。
息子のかわいさについキスをしたくなった夫の気持ちはわかりますが、せめて寝顔を眺めるぐらいにしてほしかった私。その夜、長男をお昼寝させるまでの苦労や、起こさないように気をつけて過ごしていることなどを夫に伝えました。夫は反省し、それ以来、同じことはしていません。育児中のほんのわずかな休息時間。その価値や、育児のしんどさは、やっぱり伝えないとわからないのだなと実感。今回の出来事は、少しずつでも、わかり合えるきっかけになったと思います。
監修:松田玲子(助産師)
著者:今岡めい/30代女性/2015年と2017年生まれの超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています