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「赤ちゃんが中で斜めに…」中々生まれず体力の限界「よし、乗ろう」え…!?次の瞬間、先生が衝撃の処置

予定日を過ぎてもなかなか生まれる気配がなかった息子。当時、夫の休みの都合もあったため、結局1週間遅れで促進剤を使った計画出産をすることになりました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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赤ちゃんが中々出てこない

当日を迎えると、促進剤を打つ前からすでに陣痛らしき痛みがあり、分娩台に上がり点滴を始めることに。促進剤の効果もあってか、最初からかなり強い痛みが襲ってきました。

 

夫が到着するまでひとりでこの苦しみに耐え、夫が来てからはテニスボール(※1)を使って痛みを少し和らげてもらいましたが……。尋常ではない痛さ、促進剤の影響もあり2回嘔吐してしまいました。そしてまだ子宮口は半分も開いていないのに、気力も体力もすでにゼロに近い状態に。

 

幸いにも、出産予定の病院ではオンデマンド無痛分娩が可能だったため、すぐに無痛分娩へ切り替えてもらいました。麻酔が効いてくると痛みはすっかり無くなり、リラックスしながらお産が進むのを待てる状況に。さっきまでの苦しみが嘘のようで、ホッとしました。

 

しかし、子宮口が10cmまで開き、いよいよ赤ちゃんを迎えられる準備が整い、何回かいきんでみたものの、なかなか息子が出てきません。その理由は、「息子が斜めに向いているため出てこられない」というものでした。院長先生が手を使って息子の向きを真っすぐに直してくださり、次のいきみまでに少し体力を回復させることに。

 

「次で産める!」と思ったのもつかの間、またしても息子の向きが斜めに戻ってしまい……。さらに、私の骨盤に対して息子の頭が大きく、なかなか出てこない状況に。院長先生が最後の手段としておなかの上に乗り、押していただくことで、なんとか出産することができました。まさかそんな方法での出産になるとは思っておらず、乗りますと言われたときはとても驚きました。

 

なんとか無事に生まれてよかったですが、無痛分娩に切り替えなかったら、この流れにどうやって耐えることができたのかと考えると、少しゾッとします。自然分娩で陣痛の痛みを経験したいと思っていましたが、最終的には無痛分娩に大きく救われた結果となりました。

 

出産後、保健師さんから「赤ちゃんの向きが斜めだったため、最初から普通の陣痛よりも痛みが強かったのではないか」と言われました。その話を聞くにつけ、無痛分娩を選んで本当によかったと改めて感じたお産でした。出産は想像していた通りになるとは限らないと実感し、何事もさまざまなパターンを想定して備えておくことが大切だと学んだ出来事です。

 

(※1)陣痛中の強い腰の痛みを和らげたり、いきみ逃しをしたりするために、テニスボールを使う方法があります。痛みを感じる部分にボールで適度な圧を加えることで神経の圧迫を緩和し、痛みを軽減する効果が期待できます。パートナーと一緒に行うことで心の支えにもなり、多くの産婦さんに活用されています。

 

◇ ◇ ◇

 

想定外の状況になる中、無事に出産を終えられて本当によかったです。おなかを押して出産するという状況には驚かれたと思いますが、ときにはこうしたおなか(子宮底)を押す処置(クリステレル胎児圧出法)が必要になることもあります。ただ、無痛分娩の場合は麻酔が効いている分、痛みの負担が軽減される一方で、自然分娩の場合は痛みを伴う可能性があります。不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらの場合も医師や助産師が的確にサポートをしてくれるので、安心してくださいね。

 

また、無痛分娩ではない場合にも、痛みを少しでも和らげるためにできることはいろいろあります。例えば、背中や腰をさすったり、テニスボールで押したり、カイロや温めたタオル・ゆたんぽなどを当てて温めたりするほか、呼吸法を取り入れることも効果的です。これらの方法は産院でも教えてもらえることが多いので、事前に確認してみると安心感がぐっと高まるでしょう。特に、パートナーや家族と一緒に練習しておくと、いざというときに心強さにつながります。

 

さらに、今回のように赤ちゃんの向きや骨盤とのバランスによって、想定以上にお産が大変になるケースもまれではありません。そのため、妊娠中の健診や相談を通じて、分娩方針や無痛分娩の可能性について医師と一緒に考えておくと、より安心してお産の日を迎えられるでしょう。

 

 

監修者:関根直子(助産師)

著者:相澤 さつき/30代女性・教師

フットワークが軽めのママ。お散歩もドライブもどこまでも行く。

 

作画:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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