記念すべき家族旅行。夜の街でまさかの出来事が…
結婚15周年という節目を祝い、私たちは家族でシンガポールへ旅行に行きました。子どもたちも中学生になり、家族全員で海外旅行を楽しめるようになった喜びを感じていました。
事件が起きたのは、家族で夜の街を散策し、異国情緒を楽しんでいたときのことです。私たちの前を歩いていた夫に、現地の若くてかわいらしい女性が突然声をかけてきました。
道でも聞かれているのかな?と後ろから見守っていたのですが、様子がどうもおかしいのです。夫はその若い女性と楽しそうに話し込んだかと思うと、なんと私たちのほうを振り返り、信じられない言葉を放ちました。
「ちょっと、この子と少しだけ飲みに行ってくる!」
え……? 耳を疑いました。ここは日本ではなく海外です。夜の街に、妻と中学生の子ども2人を置き去りにして、たった今ナンパしてきた見知らぬ女性と飲みに行く!?
私が引き止める間もなく、夫は「少しだけだから!」と言い残し、その女性と一緒に夜の街へ消えていきました。異国の地にぽつんと残された私たち家族。あまりの非常識な行動に、私は怒りを通り越して呆然とするしかありませんでした。
父親不在のツアー。最悪の翌朝と消えないモヤモヤ
結局、夫がホテルに帰ってきたのは深夜3時過ぎでした。翌朝私たちは朝8時半から「象乗りツアー」を予約していたのですが、夫はひどい二日酔いで起き上がることができず、まさかの不参加。せっかくの記念旅行なのに、子どもたちが象に乗って楽しむ写真は、すべて「父親不在」のものになってしまいました。
帰国後、怒りと悲しみが収まらない私は、夫としっかり話し合うことにしました。「あの夜、私たちを置いていったこと、本当に信じられなかった。家族よりもその場の欲求を優先するなんて、15年の信頼が崩れた気がする」私がそう伝えると、夫は「ちょっと羽目を外しただけじゃないか」と、まだ事の重大さに気づいていない様子でした。
すると、やり取りを聞いていた中学生の娘と息子が、私の前にすっと立ちふさがり、夫に向けてこう言い放ったのです。
「お父さん、海外の夜の街でお母さんたちを置いていくなんて最低だよ」
「お母さんがどれだけ不安だったか考えてよ。これからは、僕たちがお母さんをしっかり守るから」
思わぬ子どもたちの毅然とした言葉に、夫は顔面蒼白。完全に言葉を失っていました。「ちょっとした火遊び」のつもりだった行動が、一番大切にしなければならない家族の心をどれほど深く傷つけたのか、子どもたちの言葉でようやく痛感したようでした。
あの日以来、夫は猛省し、失った信頼を取り戻そうと必死に家族に尽くすようになりました。一度失った信頼をすぐに取り戻すことはできませんが、今は夫の反省の態度を見守っています。
今回の出来事はショックでしたが、同時に子どもたちが心身ともに成長し、私を思いやってくれる頼もしい存在になっていたことに気づかされました。家族であっても、「親しき仲にも礼儀あり」。思いやりや尊重を忘れてしまえば、一瞬で関係は壊れてしまいます。夫婦といえども、日々の誠実な行動の積み重ねがあってこそ、本当の信頼関係が保たれるのだと改めて実感した出来事でした。
著者:養田さなえ/50代女性/デザイナー兼主婦。現在子供も独立し、夫と2人で静かに暮らしています。趣味は映画鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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