「ちょっと貸して」が口癖のママ友
子どもが幼稚園の年長だったころの話です。同じクラスに、何でも「ちょっと貸して」が口癖のママ友がいました。
最初はハサミやのりといった小物を借りる程度だったのですが、だんだんとその頻度や内容がエスカレートしていきました。ついにはお弁当グッズやレジャーシートまで、「忘れちゃって」と当然のように借りようとしてくるようになったのです。
正直、断りづらい雰囲気がありました。「次は自分で用意してね」と言うべきかなと思いつつも、角が立つのが嫌で、モヤモヤしながら何度か貸してしまっていたのを覚えています。
そんなある日、遠足の集合場所でのこと。そのママがまた「シート忘れたから貸してくれない?」と声をかけてきました。私が返事に迷っていると、その場にいた別のママ友がすっと間に入って、落ち着いた口調でこう言ったんです。
「それ、毎回じゃない? さすがに自分で用意したほうがいいと思うよ」
さらに「みんな準備してきてるし、誰かに頼る前提はよくないよ」と続けてくれました。言われたママは一瞬驚いた顔をしたあと、「ごめん、そうだよね……」と小さくなっていました。
その日以降、彼女が無理に何かを借りようとすることは減り、必要なものはきちんと自分で持ってくるようになりました。
私はその場で何も言えなかったので、代わりに伝えてくれたママ友には本当に感謝しています。後日改めてお礼を伝えたとき、彼女は「言いづらいことは誰かが言わないとずっと続くからね」とさらっと話してくれました。この一言が、今でも心に残っています。
人間関係を壊したくないという気持ちから、つい我慢してしまうことはよくあります。でも、どこかモヤモヤするお願いに対しては、きちんと線を引くことも必要なのだと、このとき初めて実感しました。
私自身、まだ角が立たない言い方を考えてしまって口ごもることはあります。それでも、もし同じような場面に出会ったら、あのママ友のようにやんわりとでも伝えられる人になりたい。今はそんなふうに思っています。
著者: 岡田まみ/40代女性/2児の母。パート勤務。趣味はお笑い番組とドラマを観ること
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています
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