スタッフ「結婚式場代が未納です!」突然の電話に困惑→納得のワケ!

私は夫と4歳の娘と、穏やかな毎日を送っています。先日、娘の誕生日を家族で祝ったときのこと。にぎやかな食卓を囲みながら、ふと昔の出来事を思い出しました。
今の夫と出会う前、私は別の男性と婚約していました。当時は結婚式の準備も進み、「もうすぐ新しい生活が始まる」と信じていたのです。
けれど、その婚約は思いもよらない形で終わりました。そしてさらに驚いたのは――その出来事が、1年後に思いもよらない形で私の前に戻ってくることになるとは……。このときの私は想像もしていませんでした。
婚約者に芽生えた違和感
当時の婚約者とは、すでに式場を決めて結婚式の準備を進めていました。申し込み金も支払い、打ち合わせも始まり、すべて順調に進んでいると思っていたのです。
ところが途中から、彼の様子が少しずつ変わっていきました。打ち合わせを直前でキャンセルする。連絡をしても既読のまま返ってこない。ようやく電話がつながったとき、彼は軽い口調で「俺、申込金までは出したし? 残りのお金はそっちでお願い。そういう分担でいいじゃん。あとは当日払いだから、それまでにお金くらい用意できるでしょ!」と言い放ったのです。
結婚式は二人で準備するものだと思っていた私には、そのあまりに無責任な言葉がどうしても引っかかりました。さらにそのころ、彼のスマホには特定の女性から頻繁に連絡が来るようになっていました。問い詰めても、「仕事関係だよ」「ただの相談相手」とごまかすばかり。けれど私の中では、少しずつ確信に近いものが生まれていました。
この人はもう、私との結婚に気持ちが向いていないのではないか――と。
そんな状態のまま準備を続けることはできず、私は彼に、はっきりと「婚約破棄」を突きつけました。 彼は何か言いたげでしたが、私はもう疲れ切っていて、これ以上彼と揉める気力もありませんでした。 私は「あとの手続きは、名義人であるあなたが責任を持ってやっておいてね」と告げ、私は彼のもとを去りました。こうして私たちの婚約は、最悪な形で幕を閉じました。
終わったはずの結婚式
私はその苦い経験を「人生の勉強だった」と整理し、前を向いて生きていくことにしました。 それからしばらくして、私は今の夫と出会いました。彼は私の過去を丸ごと受け止めてくれる誠実な人で、驚くほどトントン拍子に話が進み、出会って半年のスピード婚を決めました。
そして、今の夫との結婚式を1カ月後に控えた、前撮りの日のことです。憧れていた白無垢に身を包み、優しく微笑む夫とカメラの前で最高の瞬間を刻んでいました。幸せの絶頂にいた、まさにその瞬間でした。 私のスマホに、見覚えのない番号から着信が入ったのです。
「結婚式の料金が未納ですので、至急お支払いをお願いします!」
電話の向こうの事務的な声に、私は一瞬で現実へと引き戻されました。混乱しながらも私は「は……? 何かの間違いでは? 先ほどお支払いしましたけど……?」そう答えると、電話口のスタッフの方も困惑した様子でした。するとスタッフの方が「え? ◯◯さんですよね?△△さんとの結婚式の件でご連絡したのですが?1年前から『延期』のお手続きをされていた名義の件なのですが。新郎様が、残金は新婦様が支払うとおっしゃっているのですが、本日が最終期限でして……」というのです。
その言葉を聞いた瞬間、全身の血が引いていくのが分かりました。それは以前、婚約破棄したときの式場のスタッフだったのです。私は「延期!? キャンセルしたんじゃなかったの!?」と怒りと共に、嫌な予感が一気に背中を駆け抜けました。
元婚約者の身勝手な計画と、自業自得の結末
事情を聞くうちに、元婚約者のあまりに身勝手な計画が明らかになりました。彼は私と別れた後、正式なキャンセルをせず、式場の規約で延期ができるギリギリまで手続きを更新し続けていたのです。さらに、あろうことか彼は、私との予約をそのまま使い、当時浮気をしていた例の女性と式を挙げようとしていたのです。
式場側がなぜそんな無茶な変更を認めたのか――。理由は単純でした。契約名義が彼のままだったからです。私との式は正式にキャンセルされないまま、延期扱いで残されていました。いよいよ挙式当日になり、残金の支払い確認が必要になったタイミングで、契約時に登録されていた連絡先の一つである私にも連絡が来たのでした。そのとき電話口から元婚約者が「おい、式場から連絡きたんだけど!? あの結婚式の金、まだ払われてないってどういうことだよ!」と激怒! あまりの言い分に、私は呆れを通り越して笑いが出てきました。
私は「……何言ってるの? 浮気したのはあなたでしょ。私、今まさに別の素敵な男性と結婚するための、前撮りをしてるんだけど。あなたの名前も顔も、二度と思い出したくないの。いい加減にして」と一言。そしてスタッフの方に「とんだご迷惑をおかけして本当にすみません。でも、私はその件とは完全に無関係ですので……。今後の支払いのことは、すべて彼本人に聞いてください」そう言って電話を切りました。電話を切った瞬間、今の夫が「大丈夫だよ、何も心配いらない。……あんな奴のために君の涙を流す必要なんてないからね」と優しく抱きしめてくれました。夫は私の目をじっと見つめ、温かい手で私の頬を包み込みました。その誠実な眼差しに触れたとき、さっきまでの怒りも恐怖も、すうっと溶けていくのが分かりました。
その後、元婚約者からは連絡がなく完全に縁が切れました。一方で、私は今の夫と温かな家庭を築き、可愛い娘にも恵まれました。家族と囲む食卓は、あの頃のトゲトゲした空気とは無縁の、穏やかな光に満ちています。
◇ ◇ ◇
結婚は人生の大きな節目。だからこそ、相手の誠実さを見極めること。そして、何より自分自身の直感を信じることが、幸せへの一番の近道なのかもしれません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、元婚約者の不可解な言動から裏切りが明らかになり、別れたあとも身勝手な理由で迷惑をかけられる展開が描かれていました。しかし、その身勝手な行動は、婚約破棄から1年後に彼自身に返っていくことになります。
続く2つ目のエピソードでは、結婚を目前に控えた時期に、元婚約者の裏切りが発覚します。しかも相手は、彼女にとって身近な妹……。婚約者と家族、二重の裏切りに傷つきながらも、彼女はある決断を下すことに。その先で待っていた、思いもよらない逆転とは――。
妹「お姉ちゃんの婚約者の子を妊娠したの♡」妹に譲った結果

婚約者を初めて家族に紹介した日、妹が放った第一声は、祝福ではなく猛烈な「見下し」でした。
「お姉ちゃんみたいな地味な人にはもったいない人だね!」
私は昔から、自由奔放すぎる妹に振り回されてきました。妹は姉である私のものを何でも欲しがり、学生時代には私の恋人を奪うようなトラブルを何度も起こしています。それも「男のほうが勝手に私に惚れるんだから仕方ない」という身勝手な言い訳と共に……。
婚約者を紹介して以降、妹の行動は目に余るものでした。私に隠れて彼と頻繁に連絡を取り、隙あらばふたりきりになろうとします。私がどんなに釘を刺しても「妹として接しているだけ。そう見えるなら彼が勝手に勘違いしているのかも」と言い張るばかり……。
時を同じくして、私は彼に対しても拭いきれない違和感を抱き始めていました。夜の外出が増え、スマートフォンを片時も離さなくなったのです。
「彼の子を妊娠した」勝ち誇る妹の略奪宣言
結婚式まであと1カ月というときのこと。妹から衝撃の事実を聞かされました。
「実は妊娠しちゃった。お姉ちゃんの彼の子なの。彼、責任を取って私と結婚するって言ってる」妹はさらに、「お姉ちゃんたちが押さえていた結婚式場の予約もそのままもらうね」と、信じられない要求を突きつけてきました。
私は「おめでとう。責任を取ってくれるなら安心だね」と妹の結婚と妊娠を祝福しました。その代わり、式場の契約変更と婚約破棄に伴う慰謝料については、容赦なく一括で支払うよう一筆書かせたのです。
あまりに淡々とした私の態度に妹は拍子抜けしたようでしたが、略奪の成功に酔いしれ、「彼は私が運命の相手だって言ってたし、お金くらい彼に払ってもらうからいいよ」と二つ返事で承諾。
こうして妹は、私の婚約者だった男性との結婚に向かって突き進んでいったのでした。
乱入した「彼の女たち」
そして迎えた結婚式当日。元婚約者ですが、姉として私も出席していました。
主役である妹と元婚約者を待っていたのは、会場を揺るがすほどの地獄絵図! なんと、式場に「彼の婚約者」を名乗る女性が乗り込んできたのです。
彼女は妹と同じように彼の子を妊娠していると叫び、会場はとんでもない雰囲気に……。言うまでもなく式は台無しになり、彼の醜態が完全に晒されました。
実は私は彼に複数の浮気相手がいることを知っていました。結婚前、妹に簡単になびく彼を見て不安になった私は、調査会社に依頼。結果、たくさんの浮気の証拠を掴んだのです。
彼が二度と浮気などできないよう、私は調査で判明した女性たち全員に、彼の結婚を伝えました。その中のひとりが結婚式の場所と日取りを調べ、今日ここにやってきたのでしょう。
「どうしてこんなことになったの! 知ってたなら教えてよ!」と妹は激昂!
私は「もちろん知ってたよ! あんなに簡単に身を引いたのに何の疑問も抱かないなんて笑っちゃう! それに姉の婚約者を奪うような妹にどうしてそんな大切なことを教えないといけないの?」と妹に冷たく言ったのでした。
妹は「一人で育てるなんて無理」「慰謝料だらけの夫なんて嫌」と泣きつきましたが、私は助ける気はありません。
略奪の先に待っていたのは……
今回の略奪騒動で両親は妹に呆れ、事実上の勘当を言い渡していました。頼る宛てを失った妹は、多額の慰謝料を抱えた浮気者の夫と、結婚生活をスタートさせるしかありません。
しかし待っていたのは甘い新婚生活ではなく、浮気ばかりの夫を勘繰るばかりのヒリヒリした毎日。もちろん彼は、結婚したからといって家庭に落ち着くこともなく、嘘をついて女の子に会っているようです。
もちろん慰謝料の支払いで給料のほとんどを失い、生活は極貧。妹は仕事を辞めるわけにもいかず、妊娠中の体で仕事を続けているとのことでした。
時折、泣き言を漏らす妹からの電話で状況は把握していますが、私に助ける筋合いなどありません。 最近では妹からの執拗な着信に疲れ果ててしまったため、そろそろ縁を切りたいと考えています。
裏切りの上に築いた脆い関係の中で、二人がその罪の重さを噛み締めながら一生を添い遂げることを心から願っています。
◇ ◇ ◇
誰かの幸せを壊してまで手に入れた関係は、常に「次は自分が裏切られるのでは」という不安と隣り合わせ。
本当の幸せは、誰かを傷つけて奪うものではなく、互いを尊重し、周囲からも祝福される誠実な関係の中にこそ宿るものではないでしょうか。自分自身の良心に恥じない選択をすることが、結果として自分自身の未来を守ることにつながるのかもしれませんね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回の2つのエピソードに共通していたのは、幸せな未来を信じていた婚約中に、思いがけない悲劇に見舞われたことでした。
信じていた婚約者や家族の裏切りは、簡単には受け止めきれないものだったはずです。けれど、絶望の中でも自分の気持ちと向き合い、前に進む決断をしたことで、思いもよらない逆転へとつながっていきました。
つらい出来事の中で見えてきた相手の本性は、これからの人生を考える大きなきっかけになるのかもしれません。苦しい経験を乗り越え、自分らしい未来を選び取った姿が印象的なエピソードでした。