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「ぼったくり農家は用済み!」高級スイーツ店から突然の契約打ち切り⇒数カ月後、社長が泣きついたワケ

私は代々続くメロン農家を営んでいます。先代のころから10年以上、とある有名なスイーツ店に自慢のメロンを卸してきました。しかし、代替わりして就任した社長から、ある日突然呼び出されたのです。

「高すぎる」と突然の契約打ち切り!

「おたくのメロン、高すぎるのよ!」

 

社長室に入ると、新社長は鼻で笑いながら言いました。「ぼったくりじゃないw コストの無駄だから、今月で契約は打ち切りね!」

 

周りにいた社員たちも「ぼったくり農家との契約が切れた」とうれしそうにしていました。

 

私が「長年、味と品質には自信を持って提供してきました。突然そんな……」と食い下がっても、「もう用はないわ、さっさと帰って!」と冷たく追い出されてしまいました。

 

直売所で偶然出会った男性の正体は…

売上の中核を失い、途方に暮れていた私。しかし、捨てる神あれば拾う神ありとはこのことです。

 

直売所でため息をつきながらメロンを並べていたところ、偶然立ち寄った男性が試食をしてくれました。

 

 

「……信じられない! こんなに芳醇で甘いメロンは、なかなかありません!」なんとその人は、有名店のシェフだったのです。彼はその場で、私のメロンをすべて買い取ると宣言。さらに、専属契約まで即決してくれました。
 

安いメロンに替えたスイーツ店の末路

そのころ、あのスイーツ店はというと……。安い海外産メロンを仕入れ、浮いたコストで派手な宣伝を打ち、最初は順調だったようです。しかし、安価なメロンは果肉が固く甘みも薄いため、看板メニューであるメロンを使ったスイーツの味は大きく変わってしまいました。

 

「味が落ちた」「前のほうがおいしかった」長年の常連客からクレームが殺到し、SNSでも悪評がまたたく間に拡散。あっという間に客足は遠のき、閑古鳥が鳴く事態になったそうです。

 

数カ月後。私の農園に、あの新社長が血相を変えてやってきました。「お願い!また前のメロンを卸してちょうだい!」と泣きついてきたのです。

 

私は笑顔で、きっぱりと答えました。「申し訳ありませんが、うちのメロンはすべて、ある有名レストランへの納品で埋まっております。“ぼったくり農家”のメロンなんて、おたくのお店には必要ありませんよね?」

 

新社長は絶望したように肩を落とし、帰っていきました。私は今、レストランのシェフとタッグを組み、最高においしいメロンを使った新作デザート作りに協力しています。


◇ ◇ ◇

 

コスト削減を考えることも経営には必要ですが、長年積み重ねてきた品質や信頼を軽く見てしまうと、大切なお客さんの心まで離れてしまうことがありますよね。誠実にものづくりと向き合う姿勢が、結果的に信頼につながっていくのかもしれませんね。

 

【取材時期:2026年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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