

彼が取り出したのは指輪ではなく…
彼が震える手でポケットから取り出したのは、指輪ではなく「海外転勤の辞令」でした。
そして、彼から「半年後に海外転勤が決まった。ついてきてほしい」と告げられたのです。突然のことに、私は頭が真っ白になりました。プロポーズだと理解はできたものの、彼から告げられた内容があまりに予想外で、「私の仕事はどうなるのだろう」「海外で生活できるのだろうか」といった現実的な不安が一気に押し寄せてきたのです。私は混乱したまま、思わず「英語なんて話せないよ!」と口にしてしまいました。
周囲のお客さんたちから「なんだ?」とばかりに目を向けられる中、私たちは婚姻届の書き方ではなく、ビザの申請や退職の手続きについて話し合うことに。本来ならプロポーズされて甘い雰囲気になるはずが、思いがけず不穏な空気になってしまいました。
翌日、彼は自宅で改めてひざまずき、指輪を渡して気持ちを伝えてくれました。今度は私も落ち着いて彼の言葉を受け止めることができ、プロポーズを受け入れました。この出来事を通して、大きな決断ほど、事前の相談や情報の共有が大切だと実感しました。今では笑いながら振り返れる思い出ですが、あまりにも驚きが大きいと、人はうれしさよりも驚きのほうが勝ることもあるのだと、身をもって知った出来事です。
著者:佐々木 遥/30代女性・都内のIT企業で働く30代の会社員です。夫と二人暮らしをしており、週末は夫婦で美味しいものを食べに行くのが趣味です。日々の暮らしを少しだけ豊かにする工夫や、効率的な家事術を追求することに喜んでいます。
作画:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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