わが家の長女は生後6~11カ月ごろ、何をするにもママでないとダメという“パパを嫌がる時期”がありました。わが家のパパは比較的育児に協力的だと思いますが、それが裏目に出てしまったのです。そのときの体験談をご紹介します。
イクメンパパが生み出してしまった悪循環
わが家のパパは積極的に育児に関わってくれるパパでした。それなのに、娘は生後6カ月ごろから抱っこやおむつ替え、お風呂などパパにお世話されることを嫌がり、激しく泣くようになったのです。
それでもパパは私の育児の負担を軽くするために、無理やり娘のお世話を続けてくれました。しかし、娘は余計に激しく泣くばかりで、結局私が娘を落ち着かせるために労力を使うという悪循環が生まれていったのです。
育児ではなく家事をお願いしてみることに
私はそのうち、パパのお世話に大号泣する娘を落ち着かせることに疲れ、パパが家にいることが憂うつになりました。このままではいけないと思い、「娘のお世話は全部私がするから、その代わりに家事を手伝ってほしい」とパパにお願いしたのです。
パパが娘と関わる時間が減ってしまうため、なかなか言い出せなかったのですが、パパは受け入れてくれました。
パパが家事をしてくれて助かった!
それからパパは、食器の片付け、洗濯物干しなどの家事を積極的にしてくれるようになりました。娘との触れ合いが減ってパパが寂しそうにも見えましたが、娘は大号泣することがなくなり、私の気持ちにも余裕が生まれ、わが家の雰囲気はよくなっていきました。
無理やりお世話をされることがなくなったからか、パパの顔を見るだけで泣き出していた娘も、遊ぶときだけはパパでも問題なく接してくれました。
その後、娘は1歳を過ぎたころからパパのお世話を嫌がらなくなり、再びパパがたくさん育児をするようになりました。うれしいことに、この一件でパパの家事能力はアップ! 家事を分担してもらって正解だったなと思ったできごとでした。
イラスト:imasaku
著者:丸川朋
一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在二人目妊活中。