家事も介護も私ひとり
自営業の家に嫁ぎ、義家族との同居生活が始まりました。夫は時間があればゲームに没頭し、私が家事に追われていても関心を示しませんでした。
子どもが3人生まれてからも状況は変わりません。夫は飲酒を続け、不摂生が原因で脳梗塞や心筋梗塞、胃潰瘍、腸捻転などを患い、入退院を繰り返しました。それでも毎日38度の焼酎を3合以上飲み、起床は昼過ぎという生活です。
義父が亡くなったとき、葬儀の手配は、ほとんどを私が担いました。義母ががんで入退院を繰り返していたときも、朝から晩まで付き添ったのは私です。最期の瞬間も、私だけ病室にいました。
限界だったあの夜
私の実父の葬儀前日も、夫は酒を飲んでいました。その姿を見たとき、胸の奥に積み重なっていたものが音を立てて崩れた気がしました。
当時、私は血の塊が出るほどの膀胱炎を患っていました。それでも真夜中に酔った夫が粗相をした後始末を、痛みをこらえながらしたこともあります。
コロナ禍以降、事業の先行きが不透明になっても、夫は動画とゲームと酒に囲まれた生活を続けています。夫は65歳になった今も、その姿勢は変わりません。
還暦前に決めたこと
30年以上、私は支え続けてきました。しかし、どれだけ押しても引いても、夫自身が変わることはありませんでした。
私は還暦を目前にして、ようやく覚悟を決めました。今後、夫が入院しても私は関与しません。彼の人生は彼自身に任せます。幸い、長男は真面目で責任感があります。事業の引き継ぎを整え、立て直しを図る計画を進めています。
まとめ
長い年月は、私に忍耐だけでなく強さも与えました。苦しんだ経験があるからこそ、誰かに寄り添えると感じています。これからは自分の人生を社会に還元するため、民生委員を目指し、新しい一歩を踏み出します。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:米田米子/50代女性・主婦
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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