突然の体調不良
その日は、彼氏・A男と共通の友人たちと集まり、夜はA男の家で飲み会をする予定でした。
昼ごろからレジャー施設で遊び、その後、買い出しに向かっていたときです。突然、ひどい腹痛に襲われ、私はA男に「買い出しのあいだだけ休ませてほしい」と伝えました。
すると返ってきたのは、予想外の言葉でした。
「は?せっかくみんなで行くのに?」――その冷たい言い方に、胸の奥がざわつきました。
けれど、私は小さく「ごめん」と言うことしかできませんでした。
そんな中、友人・B子が「買い出しは終わらせとくから大丈夫だよ!」と声をかけてくれ、私はその場を離れて休むことに。そのおかげで、腹痛も徐々にやわらいでいきました。
コンビニへ行っただけなのに
夜には体調も落ち着き、私はみんなとの時間を楽しみました。ただ、A男の態度はどこかよそよそしく、視線も合わず……。きっと私が気にしすぎなだけだ、そう思うことにしました。
やがて深夜0時をまわり、ほとんどの友人は帰宅。その日はB子と私だけが、A男の家に泊まることになりました。
翌朝、私は先に目を覚まし、静かにコンビニへ向かいました。歯ブラシなどを買い、まだ寝ている2人を起こさないようにと、近所を散歩しながら時間をつぶして部屋へ戻ると――「おかえり!」A男は明るい声で私を出迎えてくれました。
その瞬間、胸の奥に、言葉にできない違和感が広がったのです。
部屋の空気、彼の表情、ほんのわずかな“何か”。はっきりした理由はわからないけれど、女の勘でしょうか。わずかに隠しごとの気配が漂っていると感じたのです。
点と点がつながった瞬間
それから数日後。A男から、一通のメッセージが届きました。
「好きな人ができた。別れよう」。
あまりにも唐突で、不自然なタイミング。あの朝の違和感が、頭をよぎりました。
私は思い切ってA男の友人に相談しました。すると、彼は少し言いづらそうに口を開いて……。
「この前、一緒に泊まったB子いたでしょ? あいつ……すぐ目移りするんだよね」。
そのひと言で、すべてがつながった気がしました。
今回、私が一番衝撃を受けたのは、突然の別れそのものではありません。気づかないうちに、静かに進んでいた裏切りがあったことです。あのときのわずかな違和感は、やはり間違いではありませんでした。
もしあの瞬間に、もう少し自分の感覚を信じて向き合えていたら――そう思うこともあります。それでも今は、共通の友人と浮気をするような人と、やり直すのは難しい。だからこそ、あのとき別れる選択をしたのは間違っていなかったのだと感じています。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています
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