健診で分娩を誘発する処置をされた日の夜、ついにおしるしと10分間隔の陣痛が始まり、レイナさんは覚悟を決めます。
しかし、結局、陣痛間隔は縮まらないまま、一睡もできずに朝を迎えることに……。
その後、出血があり病院を受診。子宮口は4cm開いており、そのまま陣痛室に入室することになりました。
「いよいよって感じ」と気分が上がったのも束の間、入室から5時間経っても、なかなか進行しません。レイナさんは、出産の立ち会いに来た母に支えられながら、どうにか痛みに耐えていました。
見えないゴールに苛立ち、揺れる心











ろくに眠れないまま、陣痛に耐える時間が過ぎていきます。
「寝ないと体力持たないわよ」と心配する母に、レイナさんもまた気を配りながら過ごしていました。
やがて、隣室で同じように陣痛に耐えていた人が、分娩室に移動している声が聞こえます。レイナさんは「私も早く産みたい!」と不安や焦燥感が一気に押し寄せます。
朝を迎え、内診を受けると、「あら……これは困ったわね」と医師。どうやら、もうそこまで降りてきているはずの赤ちゃんの頭の位置がズレていることが判明(※)したのです。「なるべく右側を下にして」とアドバイスをもらい、部屋に戻ります。
※赤ちゃんの頭がまっすぐではなくななめに骨盤に入り込んできている状態。そのせいで骨盤に引っかかりやすく、分娩が長引く原因のひとつです。
「まだ出てきたくないのかな」とつぶやく母親の言葉に、レイナさんは「いや、もう出てこいよ!」と、内心突っ込まずにはいられないのでした。
▼出産に向かう長い時間の中では、体力の消耗だけでなく、思うように進まない状況への焦りや不安も積み重なっていきます。特に「もうすぐ会えるはず」という期待や「いつまでこの痛みに耐えるのか」という不安があるからこそ、進み具合が見えない時間はより長く感じられるもの。
お産の進み方は人それぞれ。思い描いていた通りにはいかなくても、その時間のなかで、それぞれの頑張りがあることを感じさせてくれます。
監修:関根直子(助産師)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
Reinaさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
Reina
